花粉症の時期になりました。花粉症に悩まないために、ぜひお読みください。「アレルギーの話」と「人はなぜ病気になるか」をいっしょにお読みください。
花 粉 症(鼻アレルギー)の 話
花粉症は鼻のアレルギーの病気で、こどもでは10%、大人は30%位の人がなります。気管支喘息、アレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)、アトピー性皮膚炎、じんましんにかかったことがあるか、家族にいる人がなりやすいのです。
☆なぜなるのか、
遺伝的素質(遺伝子)プラス環境因子(自然環境=花粉、社会環境=家庭、社会などの心理的、精神的、感情的ストレス)によって発病します。遺伝的に同じはずの一卵性の双子の研究で、1人が喘息になった時に、もう1人が喘息になる確率は25%くらいで、花粉症も同じと考えられています。日本では、スギの花粉が風により広い地域に散らばり、交配するのに十分な程の、わずかな量でひきおこされます。日本では、中年世代を中心に増えています。杉のない北海道は白樺です。アメリカでは若者のブタクサ、ヨーロッパでは稲科の牧草が多いです。複数の原因が、あることもあります。
☆アレルギー性鼻炎のうち、季節的な物を花粉症と言い、一年中続くものを通年性アレルギー性鼻炎と言いますが、本質的には同じで、しばしば複数の原因をもつことがあります。通年性のものには、室内吸入抗原が多く、ハウスダスト、ヒョウヒダニ、コナダニ、ペットのふけ、かび、化学製品、植物製品などがあります。原因がはっきりしないことも少なくありません。
・血管運動性鼻炎
アレルギー性鼻炎のある人が、季節を問わず、温度、湿度の変化、ほこり、煙草の煙などの刺激物を吸入すると一時的になるもので、一時間位でおさまります。
☆症状は、
くしゃみ(ひんぱんに、発作的に)、鼻水(水様、多量に)、鼻づまり。鼻、のど、耳および目のかゆみ、目の発赤および涙。口呼吸。通常30歳代にあらわれ、中年を過ぎると、年齢と共に軽くなっていきます。
☆治療の第一は、スギ花粉を避けること。
窓をあけず、室内は空気清浄機を使う。外出時にはフィルター付きのマスクをするのがよいです。洗濯物はマスクをして、花粉をはたいてから取り込むか、室内で干すことです。外出から帰った時は、上着などをはたいてから家に入りましょう。シーズン中はできるだけ外出をさけること。防御が第一です。
☆ 薬物療法の基本は、
第一は、抗ヒスタミン剤の飲み薬(かぜの時の鼻水の薬)で、なった時に飲みます。
ねむけ(神経抑制)の少ない第二世代の抗ヒスタミン剤(下記)を勧めます。
第二は、予防の薬で、インタール系(インタール、ミタヤク)の吸入薬(点鼻薬)、と目薬で、毎日2~3回し、早くて3日くらいから効果が出始めますが、普通は1~2週間続けていないと明らかな効果が出ないし、効果が出てもシーズン中続けていないと効果が続きません。しかし、75%の人に効果があります。効果が出れば症状は出ないし、副作用も少ないし、でも毎日続けることが必要で、大変ですがお勧めです。
第三は、ステロイドの鼻へのスプレー(結核の人はだめ)。
眼のかゆみには、最近は、一部の第二世代の抗ヒスタミン剤(特にザジテン、スプデルなど)の点眼液は効果があると言います。即効性があるのは、ステロイドの目薬(コンタクトレンズの人と緑内障の人はだめ)で、かゆくなった時に使い、おさまったらやめます。また、ひどい人は、他の薬と一時的に併用します。長期に連用することは、勧めません。軽い人には、使いやすいです。
◎抗アレルギー剤と言われるのは、基本的には、第二世代の抗ヒスタミン剤で、俗にアレルギーをおさえるとか、体質改善の薬と言いますが、体質は変わりません。他では、花粉症が始まる前から飲むように言われたり、毎日飲むことを薦められたりしますが、欧米では、ひどければ毎日飲んでいてよいし、かぜ薬のように、症状が出た時に飲んで、よくなったらやめてという飲み方をしてもよいと言う使われ方をしています。
☆自分にあった薬を探すこと。病気とつきあって、シーズンを乗り切ること。
☆ はな水をかまないこと。かまない方が止まります。ティッシュペーパーを鼻につめたり、折りたたんで鼻にあて、マスクをして口で呼吸し、鼻水をかんだりすすったりしないようにします。そうすると、泉の水がかれる様にしだいに出なくなります。一度でもかんだり、すすったりすると、それまで出たのと同じだけ鼻水が出続けます。
☆病気になる最大の原因は、ストレスで、いやなことをがまんすることです。いやなことは避け、どうしても仕方がないことは、「しょうがないな」とか、「まあいいか」と、くよくよ考えないようにすること。仕事上のことは、生活のためだから仕方がないと考え、楽しい事を考えて、のびのびと暮らすこと。楽しいことがあると、アレルギーは軽くなるし、去っていくこともあります。
☆一病息災で、一つの病気になっていると、がんや心臓病や脳梗塞などの他の病気になる確率が低くなるといいます。花粉症で死ぬことはありませんから、うっとうしいがラッキーです。もっともストレスの多い人は、いくつも病気をかかえますから、その場合は仕方がありません。病気は自分のからだの変調(ピアノの調律がはずれている状態)ですから、嫌わずうまく付き合うのが一番いいのです。
★飲み薬
抗ヒスタミン剤―第一世代―ぺリアクチン、フルミノール、キタゼミン、ポララミン、レスタミンなど。世界的には、最近は、小さい子には、神経抑制作用(鎮静作用)があるからと制限する傾向にあります。ですから子どもには、少なめにして、短期間に留めます。
薬を飲まなくても、かんでいればよいのですが、飲んでいないと、鼻をかむのが間にあいません。この薬は、子どもも大人でも眠気が出やすいのです。
第二世代の抗ヒスタミン剤―ねむけ(鎮静作用)を減らすために開発されました。ザジテン(まだ鎮静作用が残る)、リザベン、セルテクト、アゼプチン、アレギサール、ジルテック、アレロック、アレグラ(眠気が少ない)、アレジオン(1日1回夜飲む。眠気が少ない)など多数あります。俗に抗アレルギー剤というのがこれです。
鼻のかゆみ、くしゃみ、鼻水によく効き、鼻づまりは少しよくなります。副作用は眠気で、できるだけ眠気が出にくい薬を選びます。続けて飲んでいると症状が出ないことが多いですが、かぜ薬のように、出た時に飲んで、おさまったら止めてもよいです。
効かなければ他の薬に変えると、効くことがあります。自分に合った薬を探し、メモしておくことです。
*ロイコトリエン拮抗剤(特にオノン、キプレスなど)という薬を、抗アレルギー剤として飲むことがありますが、アレルギー性鼻炎には効きません。気管支喘息にはキプレス、シングレアが有効ですが、オノンは気管支喘息、アレルギー性鼻炎のいずれにも、海外では評価されていません。
★外用薬
鼻のスプレー
第一は、インタール系の吸入スプレー(インタールのほか、ジェネリックあり)を毎日1日2~4回、効果が出たらシーズン中、1日2回を毎日続けます。75%の人に効果があると言います。これは、予防薬で、使いだして3~7日かかって効果がでます。
第二は、第二世代の抗ヒスタミン剤の吸入スプレー(ザジテン、スプデルなど)で、これも毎日1日2~4回、効果が出たらシーズン中、1日2回を毎日続けます。
◎どうしても、以上の薬でも、鼻水がひどくて止まらない時には、ステロイドのスプレー(フルチカゾンなど)を併用します。
これを単独で使用する時は、初期には各鼻孔に1回ずつのスプレー噴霧を1日2回し、3~4日後に症状が改善したら減量して、1日1回の維持療法とします。
副作用は、結核菌をもっている(ツベルクリン反応強陽性)人の結核の発病と、1日中頻繁に使うと、副腎抑制を起こします。
鼻づまり対策の点鼻薬
鼻づまりは悩みの種です。特効薬はありませんが、血管収縮剤(トーク、プリビナなど)を、単独または抗ヒスタミン剤の飲み薬と併用すると少しは楽になります。しかし、この薬は、長期間続けると鼻の粘膜が委縮して、慢性萎縮性鼻炎になるので、毎日使うなら5日で中休みを二日とりまた使うようにします。時々使っているなら、問題はありません。
点眼薬(目のかゆみに)
〇予防の目薬
第一は、インタール系の点眼薬(インタールのほか、ジェネリックあり)を毎日1日2~4回、効果が出たらシーズン中、1日2回を毎日続けます。
第二は、第二世代の抗ヒスタミン剤の点眼薬(ザジテン、スプデルなど)で、これも毎日1日2~4回、効果が出たらシーズン中、1日2回を毎日続けます。これは、予防の効果と、治療の効果があります。
〇目のかゆみには、―ステロイドの点眼薬(フルメトロン0.02%、0.1%)を使います。即効性がありますが、副作用は緑内障を悪化させることと、コンタクトレンズのかびをふやすことで、使えません。一時的に使うには、問題ありません。長期に使うには、予防の目薬を勧めます。
〇薬がない時は、水で目を洗うことです。冷たくしてもかゆみが楽になります。
★してはいけないもの
ステロイドの注射(筋肉注射)、ステロイドの飲み薬(代表的なものはセレスタミン)の長期使用と子どもへの使用。子どもの成長を抑制するし、感染を起こしやすいです。
ステロイドは外用で使うのが安全で副作用が少ないので、お勧めします。
鼻の粘膜を焼くことは、長期にわたっての副作用や安全性が確立されていません。
☆その他
減感作療法は、ブタクサや草花では部分的には改善しますが、スギでは確認されていません。
〇花粉のシーズン(代表的なもの)
2~4月(ゴールデンウィーク前までに終わります)はスギ、4~5月は、ひのき、松類、5~7月はイネ科植物、カモガヤ、ハルガヤ、小麦、8~11月は、ブタクサなど。
花 粉 症(鼻アレルギー)の 話
花粉症は鼻のアレルギーの病気で、こどもでは10%、大人は30%位の人がなります。気管支喘息、アレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)、アトピー性皮膚炎、じんましんにかかったことがあるか、家族にいる人がなりやすいのです。
☆なぜなるのか、
遺伝的素質(遺伝子)プラス環境因子(自然環境=花粉、社会環境=家庭、社会などの心理的、精神的、感情的ストレス)によって発病します。遺伝的に同じはずの一卵性の双子の研究で、1人が喘息になった時に、もう1人が喘息になる確率は25%くらいで、花粉症も同じと考えられています。日本では、スギの花粉が風により広い地域に散らばり、交配するのに十分な程の、わずかな量でひきおこされます。日本では、中年世代を中心に増えています。杉のない北海道は白樺です。アメリカでは若者のブタクサ、ヨーロッパでは稲科の牧草が多いです。複数の原因が、あることもあります。
☆アレルギー性鼻炎のうち、季節的な物を花粉症と言い、一年中続くものを通年性アレルギー性鼻炎と言いますが、本質的には同じで、しばしば複数の原因をもつことがあります。通年性のものには、室内吸入抗原が多く、ハウスダスト、ヒョウヒダニ、コナダニ、ペットのふけ、かび、化学製品、植物製品などがあります。原因がはっきりしないことも少なくありません。
・血管運動性鼻炎
アレルギー性鼻炎のある人が、季節を問わず、温度、湿度の変化、ほこり、煙草の煙などの刺激物を吸入すると一時的になるもので、一時間位でおさまります。
☆症状は、
くしゃみ(ひんぱんに、発作的に)、鼻水(水様、多量に)、鼻づまり。鼻、のど、耳および目のかゆみ、目の発赤および涙。口呼吸。通常30歳代にあらわれ、中年を過ぎると、年齢と共に軽くなっていきます。
☆治療の第一は、スギ花粉を避けること。
窓をあけず、室内は空気清浄機を使う。外出時にはフィルター付きのマスクをするのがよいです。洗濯物はマスクをして、花粉をはたいてから取り込むか、室内で干すことです。外出から帰った時は、上着などをはたいてから家に入りましょう。シーズン中はできるだけ外出をさけること。防御が第一です。
☆ 薬物療法の基本は、
第一は、抗ヒスタミン剤の飲み薬(かぜの時の鼻水の薬)で、なった時に飲みます。
ねむけ(神経抑制)の少ない第二世代の抗ヒスタミン剤(下記)を勧めます。
第二は、予防の薬で、インタール系(インタール、ミタヤク)の吸入薬(点鼻薬)、と目薬で、毎日2~3回し、早くて3日くらいから効果が出始めますが、普通は1~2週間続けていないと明らかな効果が出ないし、効果が出てもシーズン中続けていないと効果が続きません。しかし、75%の人に効果があります。効果が出れば症状は出ないし、副作用も少ないし、でも毎日続けることが必要で、大変ですがお勧めです。
第三は、ステロイドの鼻へのスプレー(結核の人はだめ)。
眼のかゆみには、最近は、一部の第二世代の抗ヒスタミン剤(特にザジテン、スプデルなど)の点眼液は効果があると言います。即効性があるのは、ステロイドの目薬(コンタクトレンズの人と緑内障の人はだめ)で、かゆくなった時に使い、おさまったらやめます。また、ひどい人は、他の薬と一時的に併用します。長期に連用することは、勧めません。軽い人には、使いやすいです。
◎抗アレルギー剤と言われるのは、基本的には、第二世代の抗ヒスタミン剤で、俗にアレルギーをおさえるとか、体質改善の薬と言いますが、体質は変わりません。他では、花粉症が始まる前から飲むように言われたり、毎日飲むことを薦められたりしますが、欧米では、ひどければ毎日飲んでいてよいし、かぜ薬のように、症状が出た時に飲んで、よくなったらやめてという飲み方をしてもよいと言う使われ方をしています。
☆自分にあった薬を探すこと。病気とつきあって、シーズンを乗り切ること。
☆ はな水をかまないこと。かまない方が止まります。ティッシュペーパーを鼻につめたり、折りたたんで鼻にあて、マスクをして口で呼吸し、鼻水をかんだりすすったりしないようにします。そうすると、泉の水がかれる様にしだいに出なくなります。一度でもかんだり、すすったりすると、それまで出たのと同じだけ鼻水が出続けます。
☆病気になる最大の原因は、ストレスで、いやなことをがまんすることです。いやなことは避け、どうしても仕方がないことは、「しょうがないな」とか、「まあいいか」と、くよくよ考えないようにすること。仕事上のことは、生活のためだから仕方がないと考え、楽しい事を考えて、のびのびと暮らすこと。楽しいことがあると、アレルギーは軽くなるし、去っていくこともあります。
☆一病息災で、一つの病気になっていると、がんや心臓病や脳梗塞などの他の病気になる確率が低くなるといいます。花粉症で死ぬことはありませんから、うっとうしいがラッキーです。もっともストレスの多い人は、いくつも病気をかかえますから、その場合は仕方がありません。病気は自分のからだの変調(ピアノの調律がはずれている状態)ですから、嫌わずうまく付き合うのが一番いいのです。
★飲み薬
抗ヒスタミン剤―第一世代―ぺリアクチン、フルミノール、キタゼミン、ポララミン、レスタミンなど。世界的には、最近は、小さい子には、神経抑制作用(鎮静作用)があるからと制限する傾向にあります。ですから子どもには、少なめにして、短期間に留めます。
薬を飲まなくても、かんでいればよいのですが、飲んでいないと、鼻をかむのが間にあいません。この薬は、子どもも大人でも眠気が出やすいのです。
第二世代の抗ヒスタミン剤―ねむけ(鎮静作用)を減らすために開発されました。ザジテン(まだ鎮静作用が残る)、リザベン、セルテクト、アゼプチン、アレギサール、ジルテック、アレロック、アレグラ(眠気が少ない)、アレジオン(1日1回夜飲む。眠気が少ない)など多数あります。俗に抗アレルギー剤というのがこれです。
鼻のかゆみ、くしゃみ、鼻水によく効き、鼻づまりは少しよくなります。副作用は眠気で、できるだけ眠気が出にくい薬を選びます。続けて飲んでいると症状が出ないことが多いですが、かぜ薬のように、出た時に飲んで、おさまったら止めてもよいです。
効かなければ他の薬に変えると、効くことがあります。自分に合った薬を探し、メモしておくことです。
*ロイコトリエン拮抗剤(特にオノン、キプレスなど)という薬を、抗アレルギー剤として飲むことがありますが、アレルギー性鼻炎には効きません。気管支喘息にはキプレス、シングレアが有効ですが、オノンは気管支喘息、アレルギー性鼻炎のいずれにも、海外では評価されていません。
★外用薬
鼻のスプレー
第一は、インタール系の吸入スプレー(インタールのほか、ジェネリックあり)を毎日1日2~4回、効果が出たらシーズン中、1日2回を毎日続けます。75%の人に効果があると言います。これは、予防薬で、使いだして3~7日かかって効果がでます。
第二は、第二世代の抗ヒスタミン剤の吸入スプレー(ザジテン、スプデルなど)で、これも毎日1日2~4回、効果が出たらシーズン中、1日2回を毎日続けます。
◎どうしても、以上の薬でも、鼻水がひどくて止まらない時には、ステロイドのスプレー(フルチカゾンなど)を併用します。
これを単独で使用する時は、初期には各鼻孔に1回ずつのスプレー噴霧を1日2回し、3~4日後に症状が改善したら減量して、1日1回の維持療法とします。
副作用は、結核菌をもっている(ツベルクリン反応強陽性)人の結核の発病と、1日中頻繁に使うと、副腎抑制を起こします。
鼻づまり対策の点鼻薬
鼻づまりは悩みの種です。特効薬はありませんが、血管収縮剤(トーク、プリビナなど)を、単独または抗ヒスタミン剤の飲み薬と併用すると少しは楽になります。しかし、この薬は、長期間続けると鼻の粘膜が委縮して、慢性萎縮性鼻炎になるので、毎日使うなら5日で中休みを二日とりまた使うようにします。時々使っているなら、問題はありません。
点眼薬(目のかゆみに)
〇予防の目薬
第一は、インタール系の点眼薬(インタールのほか、ジェネリックあり)を毎日1日2~4回、効果が出たらシーズン中、1日2回を毎日続けます。
第二は、第二世代の抗ヒスタミン剤の点眼薬(ザジテン、スプデルなど)で、これも毎日1日2~4回、効果が出たらシーズン中、1日2回を毎日続けます。これは、予防の効果と、治療の効果があります。
〇目のかゆみには、―ステロイドの点眼薬(フルメトロン0.02%、0.1%)を使います。即効性がありますが、副作用は緑内障を悪化させることと、コンタクトレンズのかびをふやすことで、使えません。一時的に使うには、問題ありません。長期に使うには、予防の目薬を勧めます。
〇薬がない時は、水で目を洗うことです。冷たくしてもかゆみが楽になります。
★してはいけないもの
ステロイドの注射(筋肉注射)、ステロイドの飲み薬(代表的なものはセレスタミン)の長期使用と子どもへの使用。子どもの成長を抑制するし、感染を起こしやすいです。
ステロイドは外用で使うのが安全で副作用が少ないので、お勧めします。
鼻の粘膜を焼くことは、長期にわたっての副作用や安全性が確立されていません。
☆その他
減感作療法は、ブタクサや草花では部分的には改善しますが、スギでは確認されていません。
〇花粉のシーズン(代表的なもの)
2~4月(ゴールデンウィーク前までに終わります)はスギ、4~5月は、ひのき、松類、5~7月はイネ科植物、カモガヤ、ハルガヤ、小麦、8~11月は、ブタクサなど。
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