福島のこどもたちの保養の必要性とその効果、「基金」の活動について<o:p></o:p>
私は、「未来の福島こども基金」の代表をしています。<o:p></o:p>
今、福島のこどもたちの多くは、ICRP(国際放射線防護委員会)の基準である外部被ばくの成人の限度の1ミリシーベルトを超えた地域に住んでいます。本来なら移住、特に集落ごとの移住が望ましいのですが、それができずに残されたこどもたちに私たちができることは、せめて少しの期間でも汚染されていない土地で、過ごしてもらいたいのです。チェルノブイリの経験では、24日間の保養で約25~30%の内部被ばくが減少することが判っています。私たちにできることは、今福島の汚染地に住んでいる子どもたちの一人でも多くに、保養に出て体もこころもリフレッシュして欲しいのです。子どもたちは保養に来るときは暗い顔をしていますが、2週間の保養を終えて帰る時は皆明るい顔をしています。希望を持たせることが必要なのです。福島にいたらそれができない為、私たちの「未来の福島こども基金」が、DAYS被災児童支援募金と共同して、保養を援助しています。それにかかる費用の援助をお願いします。募金して下さる方は、「未来の福島こども基金」のホームページを見て下さい。子どもたちの東京からの交通費と母子ともの滞在費を募金でまかなっているのです。よろしくお願いします。<o:p></o:p>
私たちは2011年夏から埼玉県の個人の山荘をお借りして、春・夏とこじんまりした保養キャンプをしております。支えるのは圧倒的に練馬区民なのですが、練馬区の援助を頂けなくて、今のところ個人のご好意を頼りにして、キャンプを実施しています。未就学児とその保護者対象で一度に受け入れられるのは5・6組20名くらいです。今年3月からは区内のマンションをお借りしていつでも利用できる滞在型保養を試行しています。音の問題などのトラブルが発生して、現在マンション2件目です。12月くらいから一軒家をお借りできることになりました。ここが長く使えることを願っています。
社会的信用、継続的な資金作り、行政支援を考えて、9月にNPO法人にしました。
そして、今度は練馬区民に保養のことを知ってもらうために、2014年度に「保養活動の意味と効果」ということと、「福島の現状を知ってもらう」ことを中心に講演会を実施したいと考えています。
チェルノブイリ事故のあと、保養のことに取り組んでいらっしゃる方のなかでも、小児科医であり若いお母さんに絶大な人気のある、黒部先生に是非講演をしていただきたいと思い、連絡させて頂きました。
福島からは「いわきの初期被曝を追求するママたちの会」の方が今夏のキャンプに来て頂いたので、その方と共同代表の方が来て下さいます。
この講演会は、練馬区社会福祉協議会の助成金に申請するつもりです。
今まではカンパ集めが中心でしたので、初めての練馬区民向け広報活動です。
2014年5・6月を考えておりますが、一度お目にかかってお話をさせて頂きたいと思います。
すずしろ診療所ではお忙しい所にご迷惑かと思い、メールをさせて頂きました。
一度お電話させて頂いたうえでお会いできる日をお約束したいと思います。お忙しい所を申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人福島こども保養プロジェクト@練馬 竹内尚代
昨日、熊谷で小出先生の講演会があり聴きに行ってきました。会場は超満員でした。講演は解りやすくとても明快でした。講演の中で「私の願い」の第1に「子どもの被曝をさせない」という話をされました。その中で「このような原発事故を起こした大人はその責任の無い子どもたちを守る責任がある」と力説、『放射線管理区域』を上回るような被害地域にいる子どもたちの「避難」「疎開」「サマーキャンプ」を、と主張されました。「アー黒部先生がすでに実践されていることだな」と思いました。
今も頑張っておられる黒部先生に改めて敬意の念を持った次第です。
どうかお身体に気をつけて、ご活躍ください。
2013.12.23 小宮山