黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

楽しい人生をおくりましょう

2010-10-14 08:00:18 | 健康・病気

楽しい人生を過ごせば、病気をしません。昔、沖縄で長寿の人の検診をした医師団がいましたが、多くの長寿者は「医者を見たことが初めてだ」と言ったということです。もう今はそんなことはないと思いますが。敬老の日にインタビューで多くの長寿者はその秘訣を「くよくよしないことだ」と言っています。昔、私は、そんなことはないと思っていましたが、今は違います。今は本当だと思っています。

 楽しい人生を送るには、くよくよしないことです。まず第一に、我慢しないことです。いつも嫌だ嫌だとおもっていると、その遺伝的素質にもよりますが、がんになりやすい性格です。嫌なことは、嫌だと言い、言えないことは「しょうがない、そういうものだ」とか「まあいいか、しょうがないや」と思うことです。しかしいじめ、いやがらせは、しっかり対処し、逃げるか、対抗策を取ることが必要です。しかし、これはなかなか難しいものです。楽しい人生は病気を追い払います。 楽しくても、ワークフォリック(仕事人間)にならないことです。狭心症や心筋梗塞などの心臓病になりやすくなります。仕事もほどほどにし、楽しみをもつことです。

 私は小児科医ですが、この理論から、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎や喘息様気管支炎になる子のストレスは何だろうかと考えて来ました。ある時、気が付いたのは、赤ちゃんの目を見ていると、嫌だなという目をしている時がストレスだったのです。赤ちゃんは、いつもまん丸な可愛い目でこちらを見ていれば、病気をしません。赤ちゃんが泣いたら、その原因を探して、なくしてあげることです。お腹がすいていないか、おむつが汚れていないか、のどがかわいていないか、などですが、神経質な子(男の子に多い)は、うるさい、明るすぎる、などがあります。しかし、その要求をみたせば泣きやみます。

 しかし、泣くのはストレスの発散ですから、泣いても、泣き止めば問題ありません。赤ちゃんのストレスは、あかちゃんを可愛がり、赤ちゃんが要求しないのに抱いたり、さわったり、なぜたり、赤ちゃんをぬいぐるみのおもちゃ同様に扱うことです。赤ちゃんをおもちゃにしないで下さい。その時しっかり赤ちゃんの目を見て、笑っているか、いやそうな顔をしているか確認しましょう。笑っていれば、大丈夫。続けてかまいませんが、喜んでいない時はやめましょう。それがストレスになっていて、赤ちゃんが、泣かないが、我慢しているのです。それがストレスで病気になります。私は、それで多くの赤ちゃんのアトピー性皮膚炎や気管支炎を治してきました。しかし、託児所や保育所などでのことは、難しく、なかなか治せません。なぜなら、保育者は、なかなか自分のやり方を変えてくれませんから。医者と先生(保育士、教師、教授など)と坊主(宗教者、神主、僧、牧師)は、考えを変えてくれませんから、子どもの病気を治すには、それを変えるしかないのです。保育所や幼稚園は、多くは園長の教育方針によりますから、のびのびしたいようにさせてくれる所がよいのですが、なかなか都合のよい所にありません。

 学校は、担任や校長の方針によりますし、大きくは教育委員会、はては日本の教育行政、文科省の方針によります。昔は、個性的な良い先生も少なくなかったのですが、今は少なく、保身的な教師が多く、学校の方針を見て、多くは私立の学校になりますが、子どもにあった所へ入れるしかありません。不登校やいじめ対策も、そこにあるようです。一般の治療方針は、子どもをその環境に合わせようとします。しかし、私は、子どもに合った環境を選ぶことが最善と考えています。しかしそれが難しいのです。

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