季は夏、 季節は初夏、 24節季は立夏、
20候=蚯蚓出 (みみずいずる) みみずが地上に這い出る頃となりました
新暦5月11日~5月15日の5日間
風物詩
「虫」 蚯蚓(みみず) : みみずは日本の夏の訪れを告げ、畑の土を豊かにする上でも欠かせない生き物です。名前の由来は手足も無く目も無いその姿の「見えず」から派生したとされています。みみずは一生土の中で過ごします。細い体で土の中を這いまわり、土の中に含まれる微生物を食べます。みみずが排出する粒状の糞が土を植物が育ちやすい土質に作り替えるのです。
「食材」 そら豆 : マメ科の一年草で3月から4月にかけて薄い紫色の花を咲かせます。旬は5月から6月にかけて。空に向かって実が生るので、「空豆」と書きます。タンパク質やビタミンB、鉄分などを豊富に含んでいるので、疲労回復や美肌に非常に効果があるといわれていて、万能薬といってもいいくらい効果のある豆です。
「花」 カーネーション : 聖母マリアが、十字架にかけられるキリストを見送りながら流した涙。そのあとに咲いた花がカーネーションだといわれます。そこから、キリスト教では母性愛の象徴とされているそうです。日本には江戸時代に伝わりましたが、アメリカで始まった「母の日」のシンボルとして、広く愛される花になりました。
「魚」 初鰹(はつがつお) : 初夏、南の海から日本近海に回遊してくる鰹が「初鰹」。本当は、秋の「戻り鰹(下り鰹)」の方が、脂がのっておいしいといわれますが、現代も、江戸っ子の感覚が残っているのか、この時期になると食べたくなります。
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