KAZUの雑記帳

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日本の暦 七十二候ノ22候

2014年05月21日 15時45分23秒 | 日本の暦

季は夏、 季節は初夏、 24節季は小満  小満とは、万物が次第に成長し、天地に満ち始めると言う意味です。

22候=蚕起食桑 (かいこおきてくわをはむ)   蚕が桑の葉を盛んに食べだす時期です

新暦5月21日~5月25日の5日間 

風物詩

「花」 薔薇(バラ) : 華麗な花で、私たちを魅了する花の女王、薔薇。日本語の「ばら」という言葉は「茨(いばら)」が変化したもの。昔は棘のある木の総称でした。「きれいなバラには棘がある」。でも「茨の道を乗り越えて美しい花になった」ともいえそうです。

    芍薬(しゃくやく) : 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」 ・・・。美しい女性を形容するとき、引き合いに出される花です。牡丹に似ているが、こちらは草。でも、横に枝を出す牡丹に対して、茎が上に伸びるので立ち姿に例えられました。

    カキツバタ : 「いずれがあやめかかきつばた」。見分けがつけがたい似ている女性二人の美しさを言い表すたとえに使われるカキツバタですが、あやめもかきつばたもアヤメ科アヤメ属です。カキツバタは花菖蒲(昔のあやめ)と並ぶ五月の花です。紫色の花とすらりとした姿が美しい女性を連想したのでしょう。カキツバタは燕子花、杜若書きますが、杜若のほうは、トジャクといってたヤブミョウガという別種と混同したと思われます。

「虫」 蚕(かいこ) : 昔は農家にとっては貴重な現金収入でした。蚕はミツバチと並んで飼育される珍しい昆虫です。そのため数え方も牛や馬とおなじ一頭二頭と数えていたそうです。飼育の目的はもちろん天然繊維の絹糸の採取。蚕の作った繭から取れた高級繊維である絹糸は高級着物の材料になるだけではなく、貴重な輸出品目として、日本経済を支えてきました。

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