季は冬、 季節は初冬、 24節季は小雪 24節季は小雪となり「雪、まだ大ならず」。つまり、それほど雪は多くない時期です
58候=虹蔵不見 (にじかくれてみえず) 虹が見かけなくなる時期となりました
新暦11月22日~11月26日の5日間
風物詩
「小雪」とは「暦便覧」によると、「冷ゆるが故に雨も雪となりて下がるが故なり」とあります。「小雪」ちは、北日本や山岳地帯からは、次々と「初雪」の便りが届く事でしょう。雪はまだ降らない地方でも、「初霜」や「初氷」が観測されるかもしれません。また、「風花(かざばな)」が舞う日もあるかと思います。風花は、晴れた日に、花びらのようにちらつく雪のかけら。雪が降っている遠い山から、風に運ばれてきた雪片です。
「実」 龍の玉 : 野山の地面や岩に生い茂る、細い草。それを龍や蛇の髭に見立てて「龍の髭」 「蛇の髭」という名が付きました。初夏、薄紫の花を咲かせます。そして冬、葉の間に見え隠れして、瑠璃色の丸い実をたくさん実らせます。この実は、「龍の玉」と呼ばれてきました。すべての願いをかなえるという龍王の宝珠を思わせるような、美しい輝きです。
「南天」 : 冬になると、赤い実をたくさん付ける「南天」。とくにお正月は大活躍です。「難を転じる」に通じるので、古くから厄除けのお守りにされてきました。葉は腐敗防止の役目をし、紅葉も美しく、サービス満点の木です。
「鳥」 鴛鴦(おしどり) : 美しい雄鳥に、寄り添うように並ぶ地味な雌鳥。仲のいい夫婦を「鴛鴦夫婦」というのも、この姿からきているといわれます。中でも特徴的なのが、尾の両脇にピンと立った赤茶色の羽。「銀杏羽(いちょうば)」 「剣羽(つるぎば)」 「思い羽」などと呼ばれ、繁殖期になるとあらわれます。じつは、繁殖期でない夏の雄は、雌とほとんど変わらない姿をしているのです。愛の力で、あんなに美しくなるのですね。
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