KAZUの雑記帳

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日本の暦 七十二候ノ60候

2014年12月02日 18時32分25秒 | 日本の暦

季は冬、 季節は初冬、 24節季は小雪   

60候=橘始黄 (たちばなはじめてきばむ)   橘の実が黄色く色ずき始める頃となりました    

新暦12月2日~12月6日の5日間 

風物詩

橘とは、かっては平安京紫宸殿に植えられており、現在では京都御所などにも植えられている「右近の橘、左近の桜」。そのひとつ、ミカン科ミカン属の柑橘類である橘は、雛人形を飾る雛段にも桜の対として飾られるように、古来より自生していた日本古来の植物です。しかし、現在では個体数が激減しており、絶滅危惧種に指定されています。橘は5~6月に2センチほどの白い花を咲かせます。その後、緑色の実がなり、冬にはミカンのように黄色く熟しますが、酸味が多く、食用にはなりません。

「貝」 牡蠣(かき) : ミネラルやカルシュウム、タンパク質が豊富で「海のミルク」とも称される牡蠣は、生でもよし、焼いてもよし、フライにしてもよし、鍋でもよしと、どんな調理法でもおいしくいただける冬の味覚です。牡蠣の旬は冬で、英語に訳して 「R」 のつく月が食べごろだとされています。Rのつかない5から6月は牡蠣の産卵期に当たるため、食用には適していないといわれるからです。あまり魚貝類を生で食べない欧米においても、牡蠣は生で食されています。日本では縄文時代から食べられていたとされているが、じつは古代ローマでも生牡蠣は食べられていて、養殖も行われていたといいます。

「実」 橙(だいだい) : 一度色づき始めても、採らずにそのまま置いておくとまた青くなり、秋に色づくという不思議な柑橘類です。年を越しても「代々」実ることからこの名がついたといわれます。酸味が強く、生食には向きませんが、「代々永続」をかけて、お正月の飾りには欠かせません。

「植物」 ピラカンサ : 真っ赤な実の「常盤山査子(ときわさんざし)」やオレンジ色の実の「橘擬(たちばなもどき)」などの総称が「ピラカンサ」。とにかく常盤山査子をさすことが多いようです。初夏の白い小さな花も美しいのですが、やはりピラカンサといえば、たわわにつけた実。鳥たちの恰好のご馳走にもなるそうです。

「魚」 河豚(ふぐ) : かわいいおちょぼ口に、威嚇するとぷーっとふくれるおなか腹。こんなに愛嬌のある姿なのに、猛毒を持っている「河豚」。とはいえ、貝塚からも骨が出土するほど古くから食べられてきたようです。あたると死ぬから「鉄砲」などと呼ばれながらも食べられ続けてきたのですから、如何においしいか・・・

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