季は冬、 季節は仲冬、 24節季は冬至
65候=麋角解 (しかのつのおつる) 大鹿の角が落ちる時期ということです
新暦12月27日~12月31日の5日間
風物詩
除夜の鐘 普段は早寝早起きでも、大晦日の夜は除夜の鐘の音を聞きながら新年を迎える人が多いのではないでしょうか。除夜の鐘とは大晦日から元旦にかけての深夜に寺院の梵鐘を百八回鳴らす事ですが、その理由は意外なことに不明です。まずは除夜の鐘の回数ですが、人間の煩悩の数という説や四苦八苦の象徴(4×9)+(8×9)=108という説などがあり、定説は存在しません。
「花」 シクラメン : 冬の花というイメージが強いかもしれませんが、俳句では春の季語になっています。とはいえ、花期が長く、寒さに強いので、花の少ないこの時期、華やかに街を彩ってくれる花ですね。和名は「篝花火(かがりはなび)」。今では赤だけでなく、様々な種類ができています。香りがないのが普通でしたが、香る品種もできているそうです。
「植物」 裏白(うらじろ) : 昔は「歯朶(しだ)」というと「裏白」をさしました。葉の裏が白いから「裏白」。葉が向かい合っているので「諸向(もろむき)」とも呼ばれます。それが夫婦和合の象徴だということで、お祝いの席には欠かせない植物となりました。その上、裏が白いところは、共白髪。山の斜面をおおうほどの繁殖力は、子孫繁栄。四季を通して緑を保っているのは、変わらぬ心。「歯」は齢(よわい)、「朶」は枝にかけて、齢がのびるとまでいわれました。
「行事」 年越蕎麦(としこしそば) : 江戸時代は「晦日蕎麦(みそかそば)」、関西では「晦蕎麦(つごもりそば)」、また、食べると運が向くともいわれ「運気蕎麦(うんきそば)」とも呼ばれました。大晦日の夜に食べる風習は江戸時代から。様々な由来説がありますが、最も知られているのは「細く長く」にあやかるようにという説ですね。年越蕎麦を食べると、いよいよ新年です。
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