季は冬、 季節は晩冬、 24節季は大寒 大寒となり、一年で最も寒さが厳しい頃です
70候=欵冬華 (ふきのはなさく) 蕗の薹(ふきのとう)がツボミをを出します。
新暦1月20日~1月24日の5日間
風物詩
24節季の最後は「大寒」です。「暦便覧」によると「冷ゆることの至りて甚だしき時なればなり」。最も寒い時期で、一年の最低気温も、この時期に記録することがおおいようです。大寒の終わりの日が「節分」です。もともと節分は、季節の分かれ目を意味する言葉。それぞれ「立春」 「立夏」 「立秋」 「立冬」の前日を節分といいました。つまり、一年に四回あったわけです。
「植物」 木瓜(ぼけ) : 平安時代に、中国から渡来していたと考えられています。「木瓜」は漢名。小さな瓜のような実がなるので、この名がついたとか。それを音読みした「ぼくか」 「もくか」などがなまって「ぼけ」になったそうです。品種も多く、あでやかで、いかにも和風の花。春の季語ですが、冬に咲く花は「冬木瓜」、寒中に咲く花は「寒木瓜」と呼ばれ、珍重されてきました。
「魚」 鰤(ぶり) : 成長するに従って名前が変わる「出世魚」はいくつかありますが、その筆頭が「鰤」ですね。とくに寒のころの鰤は、「寒鰤」とよばれ、特別においしいとされます。鰤漁が始まる12月ごろに鳴る雷は、「鰤起し(ぶりおこし)」と呼ばれ、豊漁のしるしだとされました。
「星」 昴(すばる) : 冬は星の美しい季節。南の空には、はっきりと「オリオン座」が見えます。その斜め上あたりに「昴」が輝いています。語源は、集まって一つになるという意味の「統ばる(すばる)」。プレアデス星団につけられた和名で、肉眼では六つに見えるので「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれています。ほかにも、低い空には、全天で一番明るい「天狼(てんろう)=シリウス」が青白い光を放っています。
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