先日、暑くて夜の寝つきが悪かったとき、たまたま NHK FM/AM の「ラジオ深夜便」を聴いていたらジェイク・シマブクロ(Jake Shimabukuro) 氏の特集をやっていた。
昔からハワイが好きで、小学生の頃からハワイアン音楽を聴いたり、ウクレレの楽器をいじっていた。当時流行っていたのが、「大橋節男とハニーアイランダース」、「バッキ白方とアロハ・ハワイアンズ」、日野てる子、エセル中田などで、特にエセル中田の歌『カイマナヒラ(Kaimana Hila) 』が大好きだった。現在でもハワイ訪問の際は必ず現地の屋外コンサートやホテル内のハワイアン・ステージを観るようにしている。
実は近年のハワイの歌手・バンドは全く知らない。なので、そのラジオ放送で初めてシマブクロ氏の名前を知った。 Just amazing! ウクレレ演奏なのに全くウクレレのイメージが沸かないし、エレキギター、スチールギター、日本の琴などとは、また一味違う何とも言えない大変素晴らしい音色と演奏テクニックを持った音楽の天才・秀才の一人なのだと感じた。調べてみると、ハワイ州ホノルル市出身の日系5世で、1976年生まれの42才。ウクレレの達人で作曲家。2007年に大ヒットした日本映画『フラガール (Hula Girls) 』の全サウンドトラックを作曲とある。こんなすごい人を今まで知らなかったことが恥ずかしいくらいだ。
ハワイアン音楽を聴くにあたっては、やはりハワイ語を知らないと歌の真の意味を堪能できない。例えば、『カイマナヒラ』の kaimana は 英語の Diamond 、 hila は hill で「ダイヤモンドの丘」すなわち「ダイヤモンドヘッド」のことである。また地名のホノルル(Honolulu) の Hono は「湾 bay」、 lulu は「港のような静かな水辺 calm water like port of ship」の意味。ワイキキ・ビーチ(Waikiki Beach) は wai は「水 water」、 kiki は「湧き出る spouting」で「湧き出る水」の意。
ちなみに、
Aloha! 【アロハ】は Love; Hello; Good-by 「愛」「ハロー!」「さようなら!」などで、
Aloha mai 【アロハ・マイ】= Welcome 「ようこそ」
Aloha au ia oe 【アロハ・アウ・イアー・オエ】= Love you 「愛してる」
Mahalo 【マハロ】は Thank you 「ありがとう」で、
Mahalo nui loa【マハロ・ヌイ・ロア】= Thank you very much 「どうもありがとうございます」
Kama'aina 【カマアイナ】は Hawai'i resident 「ハワイの住民」のこと。
【参考ブログ:『カマアイナ料金』(2009/4/16) 】
Pehea oe? 【ぺヘア・オエ】= How are you? 「お元気ですか?」
Maika'i 【マイカイ】= I'm fine 「元気です」
Wahine 【ワヒネ】= Woman 「女」
Kane 【カネ】= Man 「男」
Keiki 【ケイキ】= Child 「子供」
Ohana 【オハナ」= Family 「家族」
Mauna 【マウナ】= Mountain 「山」
Moana 【モアナ】= Ocean 「海」
Kaukau 【カウカウ】= Food, Meal 「食物」
Pua 【プア】= Flower 「花」
これからのシマブクロ氏の音楽活動を注視したい。■YS