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中間選挙後のトランプ政権 / Trump Administration After Midterm Elections

2018-11-15 | 政治




中間選挙結果後の米議会勢力

★上院(US SENATE 定数100)
  共和党(Republican Party) 51
  民主党(Democratic Party) 47
  未定 2

★下院(US HOUSE 定数435)
  共和党(Republican Party) 198
  民主党(Democratic Party) 228
  未定 9


選挙後、「米国のねじれ議会」とか「上院多数派の共和党 vs. 下院多数派の民主党の対立激化」とか「米国民分断」などなど色々な悲観的な意見・コメントが噴出していて、大統領のこれからの予算編成の運営がむずかしくなるとか、新しい法案が通らなくなるとか言われているが、今回の選挙結果を見て非常に安心した。

なぜなら、一つの党派・グループあるいは一人の指導者が暴走するときに、歯止めをかけるような、そして反対に押し戻そうとする力が働いた『健全な民主主義国家(sound democratic nation)』を感じることができたからだ。又、多数派の意見だけによって少数派の意見が削がれるのを防ぐ『真の民主主義(true democracy)』を見る思いだった。

今回の選挙の特色は、①女性議員が飛躍的に増えた、②性的少数者(LGBT = Lesbian・レズビアン・女性同性愛者/Gay・ゲイ・男性同性愛者/Bisexual・バイセクシュアル・両性愛者/Transgender・トランスジェンダー)公表の候補当選、③イスラム系、先住民女性・候補者の勝利など、話題満載だった。

ドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump) にとっては、1974年にリチャード・ニクソン大統領(President Richard Nixon) が辞任に追い込まれたように、☆ロシア疑惑で議会で追及され大統領弾劾(impeachment) を巡る議論が高まる恐れがある。そして、これからの内政が膠着(こうちゃく)状態(reach a deadlock) になるため、2年後の大統領選挙で再選を目指すため、外交に活路を見いだそう(find a means of survival) と同盟国(allied countries) 、敵対国(hostile countries) になりふり構わず(without regard for appearances) 難癖をつけてくる(lash out at someone) のは目に見えている。経済面で成功していると誇示するため、特に最大の貿易不均衡(trade imbalance) の相手国の日本と中国に照準を合わせて(with its sights set on Japan and PRC) きているのは明白である。トランプ氏のこれからの動向が気になる毎日である。■YS


(注)☆ロシア疑惑=ロシアの2016年米大統領選挙への干渉





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