誰も書かない「ハリウッド・ハワイ・米国」の本音トーク

Information about Hollywood, Hawaii and the U.S. 

「ゴースティング」 / "Ghosting"

2018-12-17 | 語学




12日のワシントン・ポスト紙で「ゴースティング Ghosting 」という言葉を初めて知った。

「ゴースティング」とは、労働者が仕事場に連絡せず無断で働きに来るのをやめ、それ以降、その本人と連絡がつかない状態のこと。 "Ghosting" = A situation in which a worker stops coming to work without notice and then is impossible to contact. 【元になる単語は誰もが知っている ghost (ゴースト=幽霊・お化け)である。】

☆ポスト紙によると、アメリカでは職場に姿を見せず、会社との連絡を絶つことで仕事を辞める「ゴースティング」をする労働者が増えているという。 Acccording to The Washington Post, more and more workers are "ghosting" their employers by not showing up to work and cutting off contact with the company. ☆これは労働市場がひっ迫していることの表れだという。アメリカでは仕事を探している人の数よりも、求人数の方が多い。 It is a sign of the tight labor market as there are more job openings in the US than people looking for work. ☆突然仕事を辞めるのは大抵、雇い主と管理職のコミュニケーション不足の証拠だと専門家は言う。 Quitting a job abruptly usually a sign of poor communication between employers and management, experts say. ≪BUSINESS INSIDER JAPAN から引用≫

今までの自分を振り返って見ると、アルバイトを含めて6~7回転職をしたが、こんなこと(=ゴースティング)が簡単に出来るんだったら、もっともっと楽しく仕事に打ち込めたような気がする。なぜならば、仕事のノルマ・負担・重責もさることながら、どんな「職場」にも色々な人間関係が複雑に存在するし、「パワハラ power harassment 」、「セクハラ sexual harassment 」、「いじめ bullying / picking on 」、「仲間はずれにされる be shouldered out / be left out in the cold 」、「陰口 backbiting 」、「悪口 bad-mouth 」などなど、陰険な行為・行動は大なり小なりどこにでもあるのが実情なので、嫌だったらすぐ幽霊のように消えられた。うらやましい限りだ。それでも一つの職場に35年間も耐えた忍耐力、あるいは居座った(‼?)自分にも今更ながら驚く!長く続けられた最大のモチベーション(motivation) は『アメリカ合衆国が大好き』という一言に尽きる!■YS



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第41代米国大統領ジョージ・H・W・ブッシュ氏死去 / George H.W. Bush Died

2018-12-09 | 政治



11月30日、ブッシュ大統領(父)が94歳で亡くなった。

1966年にテキサス州出身・米下院議員に初当選して以来、共和党全国委員長、米国連大使、北京の米連絡事務所・所長、米中央情報局(CIA)長官など輝かしい職を歴任し、1981年にレーガン政権の副大統領に就任。1989年には大統領に選出された。1992年の大統領選挙で民主党のビル・クリントン氏に敗北し、一期限り(4年間)の大統領となってしまった。

第二次世界大戦では米海軍の戦闘機パイロットで、旧日本軍に撃墜された経験を持つ。

[エピソード Episode]
1992年の1月7日、ブッシュ大統領が訪日するというので、大阪国際空港ビルの大広間にホワイトハウス通信連絡・待機所(50~60名)とワシントンDC駐在報道関係者(120~130名)のためのプレスセンターを設置する担当の一人になった。訪日で毎回大変なのが「アメリカ流のやり方」を日本側に説得し納得させることである。要は日本人とアメリカ人の文化・考え方・習慣などの違いからくるもので、この溝は絶対に埋まらない。

中でもセキュリティに関連するチェックは特に厳しい。1963年にテキサス州ダラス市でジョン・F・ケネディ大統領が暗殺されたのを機に、大統領訪問地の事前の綿密なセキュリティ・チェックが強化された。ホワイトハウス・スタッフやシークレット・サービスと行動を共にすると分かるのが、ありとあらゆる遭遇に対処できるように計画される。通常、到着2週間くらい前から毎日色々なチェックがおこなわれる。シークレットサービス・エイジェントは極小イヤホーンとマイクでフリーハンドで小声で一人で会話をしているので、傍から見ると大変異様である。

7日の午前、大統領機2機が韓国から大阪(伊丹)国際空港に到着。1機からは大統領と側近、主要ホワイトハウス・スタッフが飛行機のタラップから、もう1機(バックアップ機)から同行記者約150名が降りてくる。そこで初めて目にしたのが大統領の側近が常に持っている大きめの黒色のアタッシュケース、いわゆる「ブラックボックス」である。地球上の如何なる緊急事態に対処できるよう、どこからでも核弾道ミサイル攻撃ができる発射ボタンを装備しているといわれている。(また、米国の上空には1年365日・1日24時間、同様の役目ができる飛行レーダー機が飛んでいるのは周知の事実である。)

大統領一行は、伊丹から米軍大型ヘリコプター4機で京都御所内の庭(現在は京都迎賓館が建っている)に着陸。海部首相との昼食会、都ホテルでの日米学生との集い、奈良県のトイザらス橿原店の開店記念式典に出席後、当日の夜、羽田空港に向かって大統領機は大阪を後にした。たった1日の関西滞在だったが、ここに動員された日本の警察官は1万人だったと記憶している。■YS


【参考ブログ】
『アメリカ大統領選挙とTV討論会 & 大統領の訪日/ US Presidential Campaign & TV Debate ・ US Presidential Visits 』(2012・10・24)



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