誰も書かない「ハリウッド・ハワイ・米国」の本音トーク

Information about Hollywood, Hawaii and the U.S. 

車検制度 / Vehicle Inspection

2017-11-18 | 米国事情




車検に出していた車が返ってきた。例の新車で3年、中古で2年毎の自動車の法的検査である。請求書は十数万円!ウァオ!生活に響く。前からかなり高額だと思っていたのだが、安全のためだとは言いながらそんなに頻繁に整備・部品交換が必要なの?自動車はもっと丈夫で安全に造られているはず。

米国には州によって若干違うが、カリフォルニアには車検もなければ自動車税もない。従って新車であれ中古であれ購入後は安全点検、整備は自己責任で何もなければ金は一切かからない。なのでボロ車でも改造車でも走行出来れば全く問題はない。「毎日の生活に完全密着している」のが本当の車社会であるアメリカ。日本の車検は陸運局・運輸支局と整備工場・整備業者の win-win の関係で結託していると言った人も多くいた。とにかく車検制度をもうちょっと考えてほしい!

自動車と言えば、留学生時代、アルバイトで高級車から中古車まで多種多様の車を運転してきた。昔は「カーキチ(車きちがい)」で車の前部・後部どこを見てもすぐどこのメーカーの何の車種か分かる程だった。当時は学生の分際ではあったが、自分の車を2台(スポーツタイプのムスタング Mustang Fastback 2+2 と英国の2人乗りサンビーム Sunbeam) を所有していて、ロサンゼルスのフリーウエイ(無料高速道路) Freeway を毎日楽しみながら走っていた。

スピード違反で高速道路上でハイウェイ・パトロールに注意・違反キップを切られたり、一般道路の事故でハリウッド警察で事情聴取を受けたりした怖い思い出がある。そしてもっと怖いのが運転席で免許証を見せるため手を服の中に持ってゆくと、"Don't move!" と言って警官がすぐさまピストルを向けてくる。銃社会では悪人・一般人が警官に発砲してくるケースが多々あるので、この様な光景はこの社会では当たり前である。なので観光で運転する機会がある場合は気をつけよう。■YS


参考ブログ:『映画俳優と自動車』(2009/7/26)
       『自動車社会と新発見』(2009/7/25)
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恐竜  『スー』 / Tyrannosaurus Rex "Sue" /肉食恐竜ティラノサウルス

2017-11-11 | 歴史


仕事の関係で日米各地の博物館・美術館を数多く観てきたが、絶対に忘れられない展示物が一つある。

建国からまだ241年と若い国・アメリカ合衆国にとって、「古いものを大事にする」という精神は想像を絶するものがある。従って、全米にある無数の博物館・美術館のほとんどが見るからに高額で立派な建物、広大なスペース、無数の展示コレクションで、見学するのに相当な時間がかかるのが常である。展示物は勿論、世界各地での戦争の戦利品も多数あるし、ドルに物を言わせて手に入れたものもる。

自分としては一時期、古代エジプト (Ancient Egypt) の装飾品 (ornament) やミイラ (mummy) に非常に関心があったのでワシントンDCのスミソニアン・国立自然史博物館 (Smithsonian・National Museum of Natural History) やニューヨークのアメリカ自然史博物館 (American Museum of Natural History) などのコレクションに感銘を受けていた。でも通う内に、おびただしい数のミイラを見てだんだんと慣れてしまったので、そういう感情は薄れてしまった。時代は全然違うが、恐竜時代 (Era of Dinosaurs) の展示物も例外ではない。

ただ、シカゴ市で何の気なしに入ったフィールド自然史博物館 (Field Museum of Natural History) で出会った世界一有名なティラノサウルス 『スー』 (Tyrannosaurus Rex "Sue") には衝撃を受けた。恐竜の作り物の展示物が多い中で真の本物である。1990年、サウス・ダコタ州 (State of South Dakota) で発見された、全身の90%以上の骨がほぼ完全な形で残った世界でもまれな恐竜である。約6700年前のもので、全長12.8メートルある。発見者である古生物学者スー・ヘンドリックソン (Paleontologist Sue Hendrickson) の名前を取って『スー』となずけられた。大きな頭部だけがガラスケースに入っていて、まじかで顔・歯などを詳細に観ることが出来、何とも言えない感動を覚えた。まさにスティーブン・スピルバーグ監督の大ヒット作、1993年ユニヴァーサル映画「ジェラシック・パーク」 ("Jurassic Park" 1993 Universal Pictures directed by Steven Spielberg; based on Micael Crichton) のロゴマークに描かれたあの恐竜である。

★ちなみに、このジェラシック・シリーズは1997年の "The Lost World: Jurassic Park"、2001年の "Jurassic Park III"、2015年の "Jurassic World"、2018年公開予定の "Jurassic World: Fallen Kingdom" と5作続く。★

シカゴに行く機会があれば一見に値する。もう一つ行こうとして行けなかったのが、世界でも珍しい、本物の人間の標本を展示しているところが近くのシカゴ科学産業博物館 (Museum of Science and Industry, Chicago) にある。興味のある方は、ぜひ見てほしい。■YS


参考ブログ:『映画「ナイト・ミュージアム」と美術館』 (2010/1/5)



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トランプ大統領の訪日/ President Trump Visits Japan

2017-11-04 | 政治




<明日の5日、第45代アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏(The 45th US President Donald Trump) が来日する。

以前のブログ『アメリカ大統領選挙とTV討論会&大統領の訪日』 (2012/10/24) にも書いたが、第二次世界大戦 (World War II 1939~1945)・太平洋戦争 (Pacific War 1941~1945) 後に現職大統領が日本を訪問するのは1974年のフォード氏 (Gerald Ford) が初めてであり、その後、カーター氏 (Jimmy Carter)、レーガン氏 (Ronald Reagan)、ブッシュ氏 (George H.W. Bush)、クリントン氏 (Bill Clinton)、ブッシュ氏(息子) (George W. Bush)、オバマ氏 (Barack Obama) と続き、今度のトランプ氏だ。オバマ氏以外のすべての大統領訪日にたずさわった(計12回)が、勿論、メインは東京だが滞在日数が多い場合は京都、あるいはG7・G8のサミットの場合は地方都市がスケジュールの中に組み込まれる。

大統領・側近たちが乗った防弾仕様車の車列 motorcade (通常が7~8台)が、警察の白バイ・覆面パトカーにガード・先導され、一般道路を猛スピードで走行する光景はちょっと恐怖を感じる。防弾車両 shellproof vehicle は市販された普通車を一端すべて解体し、外まわりの鉄板の厚さを機銃・ロケット砲弾炸裂に耐えるものに変え、防弾ガラスは同じ個所に数発撃たれても貫通しない強固なものを窓枠にはめ込み固定して開かない様になっている。勿論、タイヤもパンクしない特殊なゴムを使用している。異なった状況下でこのような車を数回、運転したことがあるが何せ車両重量が通常の2倍以上あるので、あたかも古いトラックに乗っているような違和感がある。そして困ったことは、日本に多い高速道路・有料道路の料金所である。左側運転席の重いドアをわざわざ開け、車の外に出てぐるっと廻って料金を支払わなければならない。将来、このようなテロ対策の車が日本国内で使われない環境になれば良いのだが。

警官・機動隊の数もはんぱではない。米大統領訪日の際は全国から1~2万人動員される。検問点でのセキュリティ・チェックは厳しすぎるほどで、その点、日本の対策は大変素晴らしいものがある。ただ、日本は昔から世界でも1・2を争う「各国のスパイ天国」であり、比較的自由に国内外のテロリスト予備軍が動き回れる。そしてまた、この時期の北朝鮮の動向が気になる。何事もない訪日・訪アジア諸国を願う。■YS
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