【米国の主要テレビネットワーク4局(NBC, CBS, ABC and Fox)と主要新聞7紙(発行部数の多い順:the Wall Street Journal, the New York Times, USA Today, the Washington Post, New York Post, Los Angeles Times and Chicago Tribune)からの情報源による】
【1】「タイタニック号」残骸見学ツアーの潜水艇の行方、未だ分からず!
1912年に大西洋で沈没した英国豪華客船「タイタニック号」の残骸は水深3,800メートルの所にあり、18日に消息を絶った「タイタン」潜水艇(=the Titan submersible)の5名(操縦士1名・乗客4名)を発見するには困難を極める。生存できる潜水艇内の空気は96時間。
追伸:アメリカ沿岸警備隊は22日、5人の乗った潜水艇は水圧のため粉々になり、全員死亡と発表。
【2】若年層の「ガン」予防対策がますます必要になってくる!
ガン(=cancer 悪腫瘍)は長年、年寄りの病気だと見なされてきた。ペンシルベニア州ガン研究所の研究員たちの調査によると、毎年、世界的に増加しているのが 15~39 歳の思春期・若い年代の人たちのガンの病である。1970年代から今日までの間に30%も増加してきているという。理由はよくわからないが、①肥満(=obesity オウビーシティ)、②運動不足、③アルコール摂取量度などが原因とみられている。全米の病院、ガン予防センターでは、この年代層の予防対策をし始めている。
【3】近年、若者(10~24才)の自殺・他殺が急激に増加!
アメリカ疾病予防管理センター(CDC = Center for Disease Control and Prevention)によると、2001~2021の20年間の10~24才の若者の動向を調査すると、ストレス、ソーシャルメディア、新型コロナ、うつ病、容易な銃のアクセスなどの原因によって、自殺する者、殺人を犯す者が、この3~4年の間に急激に増えた(以前の2倍近くの人数)。2021年の例だと、自殺の内、54%が銃による自殺、43%が銃による殺人で、やはり「銃」が問題となっている。[2022年の自殺者:全米で約5万人で上記の年令層は約7千人 / 殺人者:全米で約1万5千人で上記の年令層は約5千人]
【4】南米ペルーの世界遺産であるナスカの地上絵(紀元前500年~紀元500年)が、新たに多く発見される!
約100年前に飛行機の登場で、空から初めて発見されたナスカの巨大な地上絵(the Nazca Lines / geoglyphs)だが、日本の山形大学ナスカ研究所が、AI = 人工知能とドローンを使って先日、新たに168の地上絵を発見したが、今度はまた4つの絵が発見された。それは棒を持った人間を描いたもの、魚・鳥などを描いたもので、『地上絵』がますます謎に満ちた遺跡となった。
■YS