誰も書かない「ハリウッド・ハワイ・米国」の本音トーク

Information about Hollywood, Hawaii and the U.S. 

「ビショップ・ミュージアム」 / Bernice P. Bishop Museum

2009-05-09 | ホノルル
               
         
[ホノルル]

余り期待しないで行ったが予想外に素晴らしかったミュージアム。それもその筈、ハワイと太平洋諸島ポリネシア全域の文化に関する美術工芸品、文献、写真など2400万点の貴重なコレクションと説明書きがある。

ワイキキから西に車で20分、バスで60分のところにある「ビショップ・ミュージアム(Bernice P. Bishop Museum)」は、日本が明治時代中期の1889年に、バニース・パウアヒ王女(Princess Bernice Pauahi Bishop) [カメハメハ大王の曾孫]の追悼のために夫のチャールズ・リード・ビショップ(Charles Reed Bishop) によって設立された。[ビショップは現在でもカメハメハ・スクール学校群とファースト・ハワイアン・バンク銀行の創設者としても有名である。]

見るべきコレクションは山ほどあるのだが、特に
〈1〉ハワイ王族の写真や所持品の展示
〈2〉ポリネシア、ミクロネシア、メラネシアの太平洋諸島の文化の展示
〈3〉ハワイの生んだスポーツ界を代表する有名選手の写真と記念品の展示
〈4〉ハワイの火山学、自然環境に関する展示
その他、プラネタリウム、オープン・カフェ、ミュージアム・ショップなど、1~2時間で済むものではない。また、午前10時から午後4時まで数々の英語と日本語のガイドツアーが分刻みである。入場料は15ドル95セント(約1600円)と高いが、その値打ちはある。

この次、訪問する時は一日がかりで行くことに決めた。一点ずつゆっくりと味わいながら見たいものだ!YS



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スーパーマーケット と コンビニ / Supermarket and Convenience Store

2009-05-06 | ホノルル
        
[ホノルル]

ワイキキと言うと、道路の各角にあると思えるくらい数多くのコンビニエンス・ストアー「ABC」が独占しているので、ほとんどの観光客がこの店のビニール袋を持って歩いている。

ホノルルでのローカル(地元の人々)は、タイム、セーフウエイ、ロングス、ドンキホーテ(前述ブログ参照)、フード・パントリー、ウォルマート、フードランドなどのスーパーに車を寄せて大量に食料を購入していく。

店の大小の差はあるが、店内のレイアウトはほとんど同じ。人口128万人の5人に1人は日系アメリカ人・日本人だから、健康志向と重なって日本の食料品がかなり置いてある。こちらで長期滞在している人間に日本から食料品を送る必要は全くない。驚くのは、かなり多くの種類の電気釜と現地米が棚に展示してある。「米ナシ生活」には慣れているので今のところ、これらのものにはお世話になっていない。

こちらで作っている豆腐の味は中々の出来である。他の食料品はほとんど日本からで当たり前の話だが英語表示と、こちらの食品規定に即した詳しいカロリー・栄養価・内容物・添加物の表示がしてある。日本の様な曖昧、ごまかし表示があったら即、会社は倒産である。かなり厳しい。

缶詰類は缶に紙ラベルが簡単に巻いてあるだけで直接、缶に印刷されているものは少ない。回収、リサイクルが容易にできるようにしてある。まして過剰包装はもってのほかで、かなり合理的である。ものは違うが、アメリカの車を見たらよく分かる。自動車に貼ってある注意事項のラベルなど、曲がって貼ってある。要するに内容が重要なのであって、見栄えは問題ではないのである。1から10までこんな考え方だから、アメリカ人と接する際は日本のことと比べながら考えるのは禁物だ。日本の常識は、こちらでは非常識!ご注意を!YS

        
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ホノルルの和食処・ラーメン屋 / Japanese-style Restaurant in Honolulu

2009-05-06 | ホノルル

[ホノルル]

1960年代後半に初めてホノルルに来た時を考えると今のワイキキの様変わりには目を見張るところがある。当時はアメリカの代表食であるステーキハウスや洋食メニューで占められていたのが、今は健康志向のため寿司を中心にした和食処が数え切れないほど進出している。Amazing!!

ラーメン屋を含め既に1ダースの日本食レストランに足を運んだ。魚を中心とした料理・寿司の味は中々のものである。魚が新鮮なのがポイントで、寿司は日本の回転すしより遙かにましである。

酒・アルコール類の販売許可書を持っていないレストランが結構あるので、日本にはない「酒類の店内持込みOK」の制度を取り入れている。

ラーメンについては人それぞれの好みがあるので一概に評価はできないが日本同様、宣伝が行き届いている有名な店ほどマズい。名前倒れである。自分が納得した店に未だ出合っていないので、もう少し投資して「行き付けの店」をつくりたいものである。YS

     
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「アロハ・タワー」 ・ 「アロハ・タワー・マーケットプレイス」 / Aloha Tower & Aloha Tower Market Place

2009-05-06 | ホノルル

  
「ホノルル」

ダウンタウン南端の港に面したショッピングモール 「アロハ・タワー・マーケットプレイス(Aloha Tower Market Place)」は、こじんまりとした2階建で、しゃれた店と海に面したレストラン群で占められている。

日本のガイドブック・旅行代理店のパンフレットに紹介されているせいか、いやに日本人観光客が多い。見所は、ホノルル港が最盛期を迎えた1921年に建設された時計台の展望台「アロハ・タワー(Aloha Tower)」に上がることで、あとはハワイが肌で感じられる水際のレストランで食事をする事か。また、豪華な客船「スター・オブ・ホノルル号 (Star of Honolulu)」がまじかで見られる。サンセットクルーズでディナー・デートしたら最高だろうに。

店はアラモアナ・センター(Ala Moana Center) にあるようなものばかりなので余り新鮮味はない。YS

  
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チャイナタウン と ダウンタウン / Chinatown and Downtown

2009-05-06 | ホノルル

    
[ホノルル]

チャイナタウン (Chinatown) と言うと、サンフランシスコの最大かつ最古(1850年代)の街、ロスアンゼルス、ニューヨークなどが頭に浮かぶが、米国の主要都市には必ずといってよいほどチャイナタウンがある。全米3億人の人口の1.2%を占める360万人の中国系アメリカ人 (Chinese-American) が散在すれば、それは当たり前かもしれない。

ハワイのチャイナタウンは、ホノルルのビジネス街、ダウンタウン (downtown) の西側に広がる。他の都市にあるものとほとんど変わりがない。その特徴である、①おいしい食べ物が安く食べられるレストランがある、②中国語が主要言語である、③治安がよくないので夜は歩かないこと等々、ここも例外ではない。

ただ昼間の安全時に行くのはかまわない。ハワイ周辺で獲れる魚介類、豊富な野菜がスーパーマーケットの半額以下で買えるし、中国の食材がすべて揃っている。ロコ(地元民)にも人気のエイリア。

ダウンタウンには州立美術館を中心にアート地区と称し、約30のギャラリーやミュージック・パブが営業してアート、エンターテイメントに力を入れている。毎月の第一金曜日には特別の催しものがあり、街の一つのイベントにしている。

沢山の警察官を投入し夜も1人で歩けるようにしたら、ローカル(地元の人々)だけでなく観光客も集まってもっと街が栄えるのにと、近辺を歩く度につくずく思う。YS

    
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「ドール・プランテーション」 と パイナップル / Dole Plantation

2009-05-06 | ハワイ事情
    
[ハワイ事情]

団塊世代(baby boomers) の人間にとってパイナップルというのは、バナナ、卵と同じく高値の花だったので(1950年代、60年代の話)、ハワイに初めて来きた時、「ドール・プランテーション(Dole Plantation)」を訪れるのが非常に嬉しかった。

オハフ島のど真ん中にあるこの施設は、ワイキキから車で約40分のところにある。見ものは、周り一面のパイナップル畑も然ることながら、(1)約5キロも続く植物でできた世界一大きな「ガーデン迷路(maze)」、(2)敷地内を走る蒸気機関車「パイナップル・エクスプレス」で、(3)特製パイナップル・アイスクリームを食べれば、ここの観光は完璧に完了する。入場料は大人4ドル(400円)。

1813年に南米からハワイに紹介されたパイナップルは、その後すぐドール会社によって大量生産と缶詰加工などにより栽培が盛んになり、ハワイの経済を支えた。今はほとんどの畑は野菜やマカデミアン・ナッツ、コーヒーなどの栽培に変わっている。

ハワイの歴史を知る上でも一度見ておいたほうがよいでは。YS

     
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米国の大学 と 「ハワイ大学」 / Universities in the US

2009-05-05 | 米国事情
           
[米国事情]

今まで研修・視察をした米国の大学を思い出せる限り書き出してみた。一校ずつ、どういうシチュウエーションのもとで、どういう気候の時に訪れたかを目をつぶって再現してみた。何か新しい発見があるのではないかと思いつつ...。

カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(University of California at Los Angeles) [L.A., California]
南カリフォルニア大学 (University of Southern California) [L.A., California]
スタンフォード大学 (Stanford University) [near S.F., California]
サンフランシスコ大学 (University of San Francisco) [S.F., California]
アメリカン大学 (American University) [Washington, DC]
ジョージタウン大学 (Georgetown University) [Washington, DC]
ジョージワシントン大学 (George Washington University) [Washington, DC]
シカゴ大学 (University of Chicago) [Chicago, Illinois]
ノースウエスタン大学 (Northwestern University) [Chicago, Illinois]
ネブラスカ大学 (University ofNebraska) [Lincoln, Nebraska]
ノースキャロライナ大学 (University of North Carolina at Chapel Hill) [Chapel Hill, North Carolina]
デューク大学 (Duke University) [Chapel Hill, North Carolina]
ヴァージニア大学 (Univerisity of Virginia) [Charlottesville, Virginia]





今日はハワイ大学(University of Hawaii at Manoa)を「見学」してきた。仕事の関係でかなりの数の日本の大学のキャンパスにも訪問してきたが、日米問わずどのキャンパスも若干、大小の差はあるものの、グリーンと芝生の中に美しい建物が散在していて勉強をする気分をそそる。ハワイ大学も例外ではない。大変きれいなキャンパスを持っている。

ただ、いつも思うのだが2つガッカリすることがある。一つは一歩校舎の中に入ると、先生・生徒が沢山いても「人間の暖かさ」が感じられない。「何か冷たい。」学問をするところだから、そんなものは必要はないと言ってしまえばそれまでだが、外の環境と中があまりにもかけ離れているような感じがしてならない。学校側(あるいは建築家?)にもう一工夫してもらいたいものである。

もう一つは、広いところに建物が散在しているから、もっと位置・場所を分かりやすくしてもらいたいものだ。大学に行くたびに腹がたつ。この何十年間、すんなり目的の場所にたどりついた事がない。教授陣・学生たちが分かっていればよい事で、訪問者のための施設ではないと言ってしまえばそれまでだが、社会のため・一般に開かれた学校を目指すのなら、誰もがすぐわかるようにすべきである。丘にあるハワイ大学には迷わずすぐ行けたのだが、それからが大変。キャンパス・マップを持っていても話にならない。結局、広い広い大学内を少なくとも3回グルグルと歩き回ってしまった。

総評としては、学生に戻れるならばどの学部でもいいから入りたい!学生たちが大変羨ましく感じられた。ただ、気候が良すぎてちょっと「だらけて」しまうかもしれないが。

余談だが、今までに本当に入学して勉強したいと思った学校が一校だけある。1819年にトーマス・ジェファーソン (Thomas Jefferson) によって建てられたシャーロッツビルにあるヴァージニア大学である。ジェファーソンは①『合州国建国の父』、②独立宣言の起草者、そして③第3代大統領であり、また建築家としても有名で、この大学は全米唯一、世界遺産に登録されている。そして、前述の2つの苦情も持たないのだ!YS

     
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ハワイでの正装晩餐会 ☆ タキシード / Full Dress Dinner Party in Hawaii

2009-05-03 | 米国事情
   





常夏のハワイではアロハシャツ、短パン、スポーツシューズなどなど、プライベート、ビジネスにかかわらず、ほとんどが軽装で間に合う。

友人から正装晩餐会の招待を受けた。背広を飛び越えて、いきなりタキシード (tuxedo) である。まさかハワイで正装をするとは夢にも思わず日本から持ってきていない。恥ずかしながら今までの人生でタキシードを着て晩餐会に出たのはパリでの一度きりである。日本でもなかったし、米本土でもなかった。

まず正装といえどもタキシードと燕尾服の違いが分からない。その時、インターネットの「力」というのは凄いと思った。1週間かけて情報を英語から日本語まで検索しまくった。歴史から服の種類、写真、中に着るタキシード用のシャツ、ネクタイ類、ベスト類、サスペンダー、カフリンク、靴など関連するサイトを徹底的にマークする。

さて今度は調達の問題。買って全部そろえても今後、再び着るチャンスが来るのかどうか保証がない。借りることにする。幸か不幸か、この島には貸し出すところが一軒しかない。デパートの「シアーズ(Sears)」である。借りに行く前にサイトで検索すると100種類くらい持っている。さすがアメリカ、パーティの国だ。安くて見栄え・格好の良く自分に合ったタキシードの写真を見つけ、コンビネーションで一式揃える事にした。

アラモアナ・センターにあるシアーズの1階に正装服貸し出しの小さなコーナーがある。まわりに売り物のタキシードが10着くらい吊ってあって店員が暇そうにしている。借りたい事を告げると手際よく中の狭い部屋で丈・襟などをメジャーし始めた。30代の男性が小さな紙切れに数字を次々と書いてゆく。その間、約10分。「大丈夫かいな」と思いつつ94ドル(9400円)を払ってその場を去った。

1週間後、晩餐会の前日に取りに行った。そこで試着しようと思ったが着替えが面倒くさいので自分のコンド (condominium) に持って帰り恐る恐る着てみる。「ウアォー」、オーダーメイドでもこんなにピッタリはないと思われるくらいパーフェクト。ここでまた、貸出の服の種類とサイズの多さに感心する。

コンベンションセンターでのホノルル・シンフォニー主催のディナー・舞踏会場には400人くらいの正装の人達で満員であった。聞くところによるとハワイの政財界のVIP・金持ちばかりだそうだ。カクテルコーナーでは寄付のためのオークション (auction)、テーブルを囲んでのディナー、ステージでのオークション、そして最後は社交ダンス。そこで一番気になったのが女性たちのイーヴニング・ドレスも然ることながら、皆がどんなタキシードを着てるかだった。「いやー、安心した!」自分のが結構マトモであった。インターネットのお陰である。

恐ろしい、今では映画・テレビに出てくるパーティ・晩餐会のシーンでの正装服の批評家になっているではないか!YS

       
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ハワイ出身の有名人 ☆ 野球 と サーフィン / Celebrity from Hawaii

2009-05-03 | スポーツ

  
[Alexander Joy Cartwright, Jr.] and [Duke Paoa Kahanamoku]

[ハワイ事情]

ハワイ生まれの有名人と言うと、日本ではどうしてもすぐ相撲力士の名前がでてくる。高見山、曙、武蔵丸、小錦など。

最近では、
1)バラク・オバマ(Barack Obama) - 第44代アメリカ大統領
2)エリック・シンセキ(Eric Ken Shinseki) - オバマ政権下で退役軍人局・長官 [閣僚・日系アメリカ人]
3)ニコール・キッドマン(Nicole Kidman) - オスカー女優
4)ベット・ミドラー(Bette Midler) - 歌手・女優・コメディアン
5)ダニエル・イノウエ(Daniel Ken Inouye) - 第二次世界大戦の英雄で米連邦議会・上院議員[日系アメリカ人]
などがいる。

ここで紹介したいのは2人のスポーツの創始者・功績者である。

アレキサンダー・カートライト(Alexander Joy Cartwright, Jr.)
ニューヨーク・マンハッタンで銀行員だったが当時、街で火事が多かったのでボランティアで消防団を創設する。消防団員の結束を強めるために屋外のスポーツを考え、1842年にベースボール・チームを創る。『現代野球の父』(Father of Modern Baseball) としてアメリカのみならず世界で有名。1851年にホノルル消防局(Honolulu Fire Department) を創設したことでもハワイでは知られている。

デューク・カハナモク(Duke Paoa Kahanamoku)
1912年と1920年のオリンピック100メートル自由形のゴールドメダリスト。競技生活引退後はハリウッド映画に多く出演し、サーフィン(surfing) をスポーツとしてアメリカ社会に広めた。『現代サーフィンの父』として世界中で知られている。

恥ずかしい話だが、この2人の名前はハワイに来てから知った。YS

  
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カメハメハ大王像/アリイオラニ・ハレ/司法歴史センター / King Kamehameha I Statue and Others

2009-05-02 | ホノルル
       
[ホノルル]

アメリカ合州国の50番目の州になる前のハワイ王国(Kingdom of Hawaii) は83年間(1810~1893)続いたが、その間、8人の王によって統治された。その中で日本でも有名なのが、王国を築いた初代国王カメハメハ1世(Kamehameha I)、7代目の国王でハワイの文化に貢献したカラカウア王(Kalakaua)、最後の国王で民謡『アロハ・オエ』を作ったリリウオカラニ女王(Liliuokalani) の3人である。

ダウンタウンの中心に立っているのが建国王のカメハメハ大王像(King Kamehameha I Statue)で、その背後の建物がアリイオラニ・ハレ司法ビル(Aliiolani Hale)。この建物はカメハメハ5世によって1874年に建てられ、ハワイ州最高裁判所 (Hawaii State Supreme Court) の発祥地。このルネッサンス・スタイルの建物はハワイの建造物の中でも最も美しく、州と国の歴史的建物として登録されている。

この建物に入るのは無料だが、現在も2階が裁判所と使われているのでセキュリティ・チェックがある。司法歴史センター(The Judiciary History Center) が司法歴史展示を管理していて当時の最高裁法廷の様子が再現できる。

短い観光ツアーだと、大王像の前で写真を撮って終わっているようだ。もったいない、折角すぐ隣にハワイの素晴らしい歴史が残っているのに!建物の中に入っていく人を余り見たことがない。YS

       
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「ハワイ州立美術館」 / Hawaii State Art Museum

2009-05-01 | ホノルル

        
[ホノルル]

観光地図に「州立美術館(Hawaii State Art Museum)」が載っていたので訪れてみた。1872年に建てられた時はホテルで、その後、陸軍・海軍のYMCA、米国、そして日本の会社に買収された。2000年に州に譲渡され2002年に美術館がオープンした。

スペイン伝道・宣教スタイルのしゃれた建物である。人通りが少ないので恐々中に入ると受付に初老の人が座っていた。話かけようと思ったら、何かうるさそうな顔をして無視をしたので、勝手に奥に入った。無料らしい。小さい子供用の芸術の展示と、さらに奥の方では5~6人がテーブルを囲んで昼食をしていた。よくわからないまま2階に上がった。ここの受付にも初老の人が座っていたが、1階のオッサン(と呼ばせて!)と正反対でいやに愛想が良く親切だ。ハワイに移住してきたばかりだと告げたら、美術館の無料イベントに是非参加するように言われた。その気になるような熱心さだ。今から思うと、1階の人はセキュリティ、2階の人は学芸員(curator) か?

受付デスクの広いスペースを挟んで、左右に展示室がある。絵画、彫刻、オブジェの一つずつを、アーチストの名前と共に確認しながら見てゆくと、半分強が日系人の現代美術と工芸品。ハワイ古来のものといったら、やはり美術と言うよりは郷土・民族資料館的なコレクションになってしまうのだろう。帰りがけに館の例のやさしい人と他2~3人が話していたので、黙って寄付金ボックスに1ドル(100円)を入れたら、大きな声で "Thank you!" と言われたので、堂々と "I will come back!" 「また、来ますよ!」と言って出てきた。良い格好をすることはない、寄付をするという行為が重要なのだ。何かアメリカ的に生意気になってきたものだとつくづく思う。YS

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「ハワイ州政府庁」 と 政治 / Hawaii State Capitol

2009-05-01 | ハワイ事情
      
[ハワイ事情]

ハワイ州は州法によって人種差別を厳格に禁止しており、それを示すかのようにアメリカ国内ではめずらしく総人口128万人の40%がアジア人であり、また5人に1人が日系人・日本人である。また、ギャンブル・宝くじが一切禁止されている非常に健全な州でもある。(州民の観光旅行のトップは常にラスベガスというのも、うなずける!)

その本部の「州政府庁(Hawaii State Capitol)」がイオラニ宮殿(前述ブログ参照)のすぐ隣にある。広い中庭スペース、円錐型の吹き抜けのある比較的低い真四角の建物で、上階の方が州政府の各省庁、下階が州議会と上院・下院議員たちのオフィスとなっている。たまたま道に迷って、誰かに方向を教えてもらうために建物の中に入り各階を歩き回ったので内部にはかなり詳しい!

アメリカ合州国の連邦議会に上院(日本の参議院にあたる)2名、下院(日本の衆議院にあたる)4名の議員を選出しているが、ハワイ州議会にも上院25名、下院51名の議員がいる。伝統的にはオバマ大統領と同じ民主党(Democrat) が圧倒的に強い。ただ、2002年に初の共和党員(Republican) のリンダ・リングル(Linda Lingle) が知事になって現在も続いている。 

1ヶ月位前にコンベンションセンターでのホノルル・シンフォニー(Honolulu Symphony) 主催・舞踏晩餐会(ball) に招待された際、同じテーブルにいたのが民主党・多数リーダーのゲイリー・フーザー議員(Gary Hooser, Majority Leader of the Hawaii State Senate) だった。次期・副知事選挙に立候補するというので、ボランティアで選挙活動に参加させてもらう約束をした。実現すれば、アメリカでの選挙が生で実感できると思うので今から楽しみだ!YS

      
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「イオラニ宮殿」 と その歴史 / Iolani Palace

2009-05-01 | ホノルル

[ホノルル]

日本人観光客が必ずといっていいほど訪れるところが、ダウンタウンにある「イオラニ宮殿(Iolani Palace)」である。それを証明するかのように宮殿のツアー・ガイド・パンフレットは英語と日本語の2種類しかない。ガイド付きツアー20ドル(2000円)で、音声ガイドのみが13ドル(1300円)。

宮殿にしてはかなりこじんまりしているが、1882年に建築されたとは思えないほど立派でモダンである。玄関の階段広間はハワイの木材がふんだんに使われ、ハワイの歴代の王・女王の肖像画と英国、インド、フランスなどから贈られた花瓶・壷が飾られている。正餐室、応接室、音楽室、執務室、広間、王座の間、王・王妃の寝室など、きらびやかさはないが非常に落ち着いた上品な感じがする。特に驚いたなのは、ついているシャンゼリア他がすべて電気である。エジソンが電灯を発明してからたった7年後に導入されたとある。それから電話。そして、温水と水洗トイレで、米国のホワイトハウス、世界のどの宮殿・施設よりいち早く設置されたという。そしてイオラニ宮殿はアメリカ合衆国にある唯一の宮殿でもある。

これを建てたのが文化と芸術の推進者で、社会活動やエンターテイメントに力を入れたデビッド・カラカウア王(King David Kalakaua) である。「メリーモナーク(陽気な王様)」の愛称で知られ、フラダンスの解禁者でもある。前述ブログの『メリー・モナーク・フェスティバル』参照。また、王は史上初めて日本を訪れた外国元首としても知られ明治天皇と会見している。

カラカウア王は1874年から国王の座にあったが、1891年に米国・サンフランシスコ滞在中に亡くなった。その後は、ハワイ王国最後の女王となる王の妹のリリウオカラニ(Queen Liliuokalani) によって宮殿は受け継がれた。ハワイ民謡として有名な『アロハ・オエ』は彼女の作である。

1895年に新政府軍によって女王は宮殿に幽閉され、ハワイ王国は滅亡した。その後、宮殿は常に当時の政府の中心建物・司令塔として機能した。ただ、宮殿の立派かつ貴重な家具・調度品の多くは不必要としてクーデター軍によって売却されたので外国に散在してしまった。それらのものは、現在も探し買い戻され続けている。戦争、クーデターなどによっていつも犠牲になるのは文化遺産だ。非常に(あるいは非情さを)考えさせられる。YS

              
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全米唯一の州立図書館システム と 「ハワイ州立図書館」 / Hawaii State Library

2009-05-01 | ハワイ事情


[ハワイ事情]

「ハワイ州立図書館(Hawaii State Library)」の前の歩道を歩いている時に、ハワイの友人(出身はイギリス)が図書館カードを取得することを勧めてくれた。わざわざ高い本を買っても、読んだ後の本の置場所を考えたら彼の言うことは100%正しい。

1週間後にカード発行の手続きをしに図書館に行った。建物は1913年に造られた当時のままでかなり美しいし、中の雰囲気、中庭の静かさに感動して相当の時間をそこで費やした。玄関正面には3~5名の司書が貸出、返却、インフォメーションなどで常駐し、各分野のコーナー(少なくとも7~8のセクションがある)にも2~3名の専門家がいるので、かなりの人がここで働いている。

住人のID(グリーンカード、州ID、現住所の証明書類)を提出すると、その場で数分の内に図書館カードを作ってくれる。無料である。若い女性が適確に注意事項を説明してくれた。まず、ハワイ州(8つの島と124の小島)にある51の公立図書館(実際は6つの主要島にある)のどこででも利用出来ること。300万冊以上ある本の貸出は無制限(3週間)、ビデオ・CD・DVDの貸出は各10枚ずつ(1週間)。大変、素晴らしいシステムだ!全米50州に沢山の優秀な図書館制度があるといえども、完全に州に統一されているのはここだけだ。また、住民以外の人々にもカードを作るところがすごい! 州以外の人は25ドル(2500円)、観光客は10ドル(1000円)払えば会員になれるのだ。

ただし、調子に乗ると大変だ。本の返却に遅れると1日1冊につき25セント(25円)の罰金、他のものには1ドル(100円)取られる。また、損傷、予約通知無視、カード損失など数々の罰金規則が設けられている。日本でもこの制度を取り入れるべきである。そうすれば、もっと公共の物を大切にし、他の人達に迷惑をかけずに気持ちよく図書を楽しめるはずだ。日本の国会図書館、京都、他府県の実態を考えると「ハワイに見習え!」である。

こちらでは図書館の利用など全く考えていなかっただけに、友人には大変感謝している。YS

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