涼風鈴子「はい、はよーざいますー、涼風鈴子どすー。“Morning on”どすー。さてえ、8月4日、火曜日です」
東町同心海芝浦偽左衛門「東町の同心で、ございます」
涼風鈴子「名前も名乗らず、来るとは、無礼ではないか」
東町同心海芝浦偽左衛門「はっ。実は、先日、【楽屋裏】にて・・・」
涼風鈴子は、手元スイッチで、東町の同心のいる床を、抜いた。
涼風鈴子「手抜きな台本だな」
――スタジオのライトが、消え、有名時代劇キャラクターのテーマが流れる――
涼風鈴子「何だよ、この展開でも、茶番劇やるんかい」
東町同心海芝浦偽左衛門「毎度の【楽屋裏】反省会は、台本には、書いてないんだよ」
――悲鳴の後、スタジオのライトが、つく――
涼風鈴子「はい、御侍のインチキ劇を、かいくぐって、以上、“Morning on”でした。」