物語の感想の前に・・・
「ソフトバンク文庫」というものをはじめて知った。
さて、名探偵モンクは、アメリカのテレビドラマで、現在NHKのBSでも放映されている。
で、本書は、そのテレビドラマの小説版なのである。
つまり、テレビドラマがはじめにありき、というパターンなのである。
こういう、テレビとか映画などと出版物との関係を「メディアミックス」というのだそうである。
というわけで、テレビドラマの「名探偵モンク」のファンである私は、この本を見つけてしまったら買って読まなくてはならないのである。
こういう『思い込み』が自分に厄介をかけたり反省の材料となることが多い。そんなことわかっているのに買ってしまうのであるから、人は複雑でめちゃくちゃでコワイのである。
さて、買う前に思っていたのは、テレビドラマで放映されたものを活字化したもの、ということであった。
これは「刑事コロンボ」のノベル版がそうだったからである。
で、そういうものはあまり好きでないので、刑事コロンボは1冊ぐらいしか買わなかった。今回もそうであったらこれっきりとも思っていたのである。
ところが、本書はそうではなくテレビドラマのレギュラーメンバーそのままで新たな物語つまりオリジナル作品となっている。
従って、というか、そういうことだから、なかなかに面白いのである。
それから、テレビドラマは幾人かの脚本家が書いているそうで、本書の著者「リー・ゴールドバーグ」もその中の一人ということである。
さて(本日3回目の『さて』である)、物語はモンクの2代目秘書というか世話係のナタリー・ティガーが語り手である。
初代の世話係はシャローナという肉感的な女性であった、この2代目のナタリーはまるっきり違うタイプである。いろいろな情報を見ると『シャローナのほうがよかった』という声のほうが多いようだが、私としては『ナタリーのほうがいい』と思っているのである。
で、どうことかというと、ナタリーが語り手でよかった、というか嬉しい、と1行目を読んで思ったということだけなのである。
さて(本日4回目)名探偵モンクとは、事件を推理することには長けているが他のことについては全く異常という人である。
この異常性がナカナカに面白く、この異常性が推理に大いに役立っているというのが、もっと面白いのである。
その異常性というのは「潔癖症」(人と握手をした後で必ずウェットティッシュで手をふく)「高所恐怖症」「神経過敏症」「強迫神経症」「言語障害」「不眠症」などの、ありとあらゆるものは神経症を持っているのがモンクなのである。
今回の事件は、モンクが自宅の修理のためナタリーの家に寄宿することから始まり、ナタリーの娘ジュリーからの依頼である「犬殺し」の犯人探しが発端である。
そこに、殺人事件が絡み、犯人は途中でわかるが状況証拠のみで、確定をさせる証拠探しに奮闘する、モンク、ナタリー、そして警察のストットルマイヤー警部とディッシャー警部補が描かれ、サイドとしてナタリーの恋が語られる。
メインストーリーとサイドストーリーがうまく絡んで面白い物語となっている。
ただし、アチラの物語の特徴である「冗舌さ」にほんの少しうんざりするところがあるけれど・・・
アメリカではすでに5冊刊行されているとのこと、楽しみである。
「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。

「ソフトバンク文庫」というものをはじめて知った。
さて、名探偵モンクは、アメリカのテレビドラマで、現在NHKのBSでも放映されている。
で、本書は、そのテレビドラマの小説版なのである。
つまり、テレビドラマがはじめにありき、というパターンなのである。
こういう、テレビとか映画などと出版物との関係を「メディアミックス」というのだそうである。
というわけで、テレビドラマの「名探偵モンク」のファンである私は、この本を見つけてしまったら買って読まなくてはならないのである。
こういう『思い込み』が自分に厄介をかけたり反省の材料となることが多い。そんなことわかっているのに買ってしまうのであるから、人は複雑でめちゃくちゃでコワイのである。
さて、買う前に思っていたのは、テレビドラマで放映されたものを活字化したもの、ということであった。
これは「刑事コロンボ」のノベル版がそうだったからである。
で、そういうものはあまり好きでないので、刑事コロンボは1冊ぐらいしか買わなかった。今回もそうであったらこれっきりとも思っていたのである。
ところが、本書はそうではなくテレビドラマのレギュラーメンバーそのままで新たな物語つまりオリジナル作品となっている。
従って、というか、そういうことだから、なかなかに面白いのである。
それから、テレビドラマは幾人かの脚本家が書いているそうで、本書の著者「リー・ゴールドバーグ」もその中の一人ということである。
さて(本日3回目の『さて』である)、物語はモンクの2代目秘書というか世話係のナタリー・ティガーが語り手である。
初代の世話係はシャローナという肉感的な女性であった、この2代目のナタリーはまるっきり違うタイプである。いろいろな情報を見ると『シャローナのほうがよかった』という声のほうが多いようだが、私としては『ナタリーのほうがいい』と思っているのである。
で、どうことかというと、ナタリーが語り手でよかった、というか嬉しい、と1行目を読んで思ったということだけなのである。
さて(本日4回目)名探偵モンクとは、事件を推理することには長けているが他のことについては全く異常という人である。
この異常性がナカナカに面白く、この異常性が推理に大いに役立っているというのが、もっと面白いのである。
その異常性というのは「潔癖症」(人と握手をした後で必ずウェットティッシュで手をふく)「高所恐怖症」「神経過敏症」「強迫神経症」「言語障害」「不眠症」などの、ありとあらゆるものは神経症を持っているのがモンクなのである。
今回の事件は、モンクが自宅の修理のためナタリーの家に寄宿することから始まり、ナタリーの娘ジュリーからの依頼である「犬殺し」の犯人探しが発端である。
そこに、殺人事件が絡み、犯人は途中でわかるが状況証拠のみで、確定をさせる証拠探しに奮闘する、モンク、ナタリー、そして警察のストットルマイヤー警部とディッシャー警部補が描かれ、サイドとしてナタリーの恋が語られる。
メインストーリーとサイドストーリーがうまく絡んで面白い物語となっている。
ただし、アチラの物語の特徴である「冗舌さ」にほんの少しうんざりするところがあるけれど・・・
アメリカではすでに5冊刊行されているとのこと、楽しみである。
「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。
