読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

NSPのこと

2010-11-23 23:41:13 | 観た、聴いた
22日に盛岡出張であった。
非常に有意義なフォーラムに出席し勉強し、さらには懇親会に出席して多くの人たちと交流を深めてきたのであった。

で、盛岡まで自家用車で行ってきたのだが、そのドライブの最中に『何を聴くか』ということで、岩手県出身のNSP(ニュー サディスティック ピンク)を選んだ。

彼らは、岩手県一関市にある国立一関工業高等専門学校出身で、全員岩手県民であった。
学生時代、NHKFMの岩手にテープを送ったのが評判を呼び多くのリクエストがきて、その後ヤマハポピュラーソングコンテストを経てプロデビューする。

ちなみにNSPのもとであるニューサディスティクピンクというのは彼らがロックをしていた時代に命名したものらしい。

私は、当時土曜日の午後はNHKFMの岩手を聞いていたのだが、その時聴いた「あせ」にはショックを受けた。
アマチュアで、私と3歳しか年が違わず、そして岩手県とはいえずっと近くに感じることができる一関の人たちが、完成した歌をうたうということにショックだった。

歌はそんなに遠いところにあるものではないんだ、ということを凄く感じることができたのである。

というようなことを思い出しながら、NSPの歌を聞く。

「あせ」
♪つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗をながし♪
という部分が、斬新で耳に残る。

青春の苦しさとそれを乗り切ろうとする根拠なき自信がいい塩梅にまじりあって明るい仕上がりがとってもいい。


「さよなら」「雨は似合わない」
この、二つの歌に登場する女性が好きだ。
絶対に、東北地方の一関近辺の女性だと思う。

『さよなら』では二人で炬燵に入っている時にみかんをむいてくれた。
『雨は似合わない』では、一つのマフラーを二人でして、彼女のポケットで僕の手を温める、そしておでことおでこをくっつけて話をする。

ああ、胸をかきむしりたくなるようなシュチュエーションである、
僕は言いたい、なぜそんな女の子と別れたのか!

ちなみに『雨は似合わない』は私のNSPナンバーワンの曲である。

「夕暮れ時は淋しそう」
これはNSPの中では最もヒットした歌である。
♪こんな河原の夕暮れ時に 呼び出したりして ごめん ごめん♪
という部分は一関の中心部を流れる磐井川の河原を目に浮かべることができる。
今では公園として整備されたが、当時はあやまらなければならないような場所だったんだろう。

なんて事などを思い浮かべ、一緒に歌っているうちに盛岡に到着したのであった。

いつか聞くことができると思っていて、コンサートに行かないでいたのが非常に残念である。

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