読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

酒のほそ道 「酒と肴の歳時記」:秋の酒肴セレクション ラズウェル細木 Gコミックス

2010-11-27 22:03:15 | 読んだ
この漫画は面白い。

なんといっても、何でもおいしく飲み食いするのがいい。

ゴタクというかウンチクを述べたりするが、御託でもなければ薀蓄でもない、カタカナ系の軽さなのである。

酒類や食べ物の出自がどうであろうと「うまければいい」という姿勢が良い。

今回は「秋」の酒と肴であるが、これで四季全て読んだことになる。
毎晩、2~3話読むのだが、飲んだ気分食べた気分になり、なおかつ満足している。

この物語を読んで、飲んでみようとか食べてみようと思わないのは、どういうことだろう。

うまそうなのだが、私的には量的に多いような気がする。

主人公の宗達が若いということもあるのだが、それにしても食べすぎである。
宗達が病気ならないことを祈る。

それからこの主人公:宗達はなんといっても「呑み仲間」に恵まれている。

酒を呑み何かを食べるとなれば、なんといったって「相棒:呑み仲間」が必要である。
ラーメンとかの食べ歩きならば一人ということもあろうが、どんなにおいしい酒であろうと肴であろうと、一人では美味くない。

彼ら呑み仲間と切磋琢磨?しているところが、この物語のいいところである。

それともうひとつこの物語で気になることがある。
彼の呑み仲間でもある同僚の『かすみちゃん』との関係である。
昔の「赤線」めぐりをつき合わせたりするくらいの関係のクセにいまひとつなのだ。
ウィキペディアには同僚以上恋人未満の微妙な関係とある。
そのあたりもこの物語のおもしろさなのかもしれない。

というわけで、次が出るのを待とう。
(とかいって単行本全巻をまとめ買いしようかと思ったりして・・・)

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