文庫本の裏表紙に紹介されている文の最後に
「名作『哀愁の町に霧が降るのだ』から30年、愛すべき男たちの実録大河バカ小説」
とあった。
シーナマコトのこの手の小説は全て読んできた(つもり)の私が、これを読んで飛びつかないワケがないではないか。
表紙のカバーには
「おうい、みんなあそぼうぜ!」
「え?新宿にモンゴルをつくる!?」
ともある。
ワクワクしながら読み始めたのであった。
出だしには『大河小説』を書くと宣言してあるのだが、すぐに『大勢小説』となり、『小川いっぱい小説』と名付けられた。
シーナさんのお友達がいっぱい出てくる。事実をベースにしている。
ということが続いて語られる。
この系統の小説(小川だらけの物語)が巻末のあとがきに並んでいた。
①哀愁の町に霧が降るのだ
②わしらは怪しい探検隊
③あやしい探検隊北へ
④怪しい探検隊不思議島へ行く
⑤新橋烏森口青春篇
⑥銀座のカラス
⑦本の雑誌血風録
⑧新宿熱風どかどか団
⑨海浜棒球始末記
⑩わしらは怪しい雑魚釣り隊
このうち私は ①、⑤、⑥、⑦、⑧を読んでいる。
「怪しい」シリーズは全く読んでいなかった。
これも小説だったのか?と不明を恥じたのであった。
で、本書には、私が読んでいた本の常連である、弁護士の木村晋介やイラストレーターの沢野ひとし、そして本の雑誌で深くかかわっている目黒考二(北上次郎)は、あまり出てこない。
この物語に出てくる人たちは、シーナさんの新しい人脈なのである。
この人たちは小説を読むかぎり「変な人」だらけなのである。
変な人ということをもっと詳しく説明すると、仕事も遊びも好き、いや、仕事を遊びにし遊びを仕事にする人たちなのである。
私などは到底できないようなことを平然としてのけている。
だから、小説というかこういう物語で出会う分はいいのだけれど、実際に会ったら相当大変だろうなあ、億劫になるだろうなあと思うのである。
物語は、カバーにあったように、新宿にモンゴルを作ることに集約されていく。
そのことにかかわった人たちが、大勢でてきて、その人たちの人生が語られる。
つまり小川がいっぱいでてきて大河になるような感じなのである。
久々に胸がスーッとなる物語であった。
この物語の舞台として多く登場する新宿の居酒屋「池林房」であるが、シーナさんが何度も何度も「ここの生ビールは最高だ!」というので、次に東京に行ったらぜひ訪れて飲んでみようと思う。
何故、おいしいのかは本書を読んでもらいたい。
「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。
「名作『哀愁の町に霧が降るのだ』から30年、愛すべき男たちの実録大河バカ小説」
とあった。
シーナマコトのこの手の小説は全て読んできた(つもり)の私が、これを読んで飛びつかないワケがないではないか。
表紙のカバーには
「おうい、みんなあそぼうぜ!」
「え?新宿にモンゴルをつくる!?」
ともある。
ワクワクしながら読み始めたのであった。
出だしには『大河小説』を書くと宣言してあるのだが、すぐに『大勢小説』となり、『小川いっぱい小説』と名付けられた。
シーナさんのお友達がいっぱい出てくる。事実をベースにしている。
ということが続いて語られる。
この系統の小説(小川だらけの物語)が巻末のあとがきに並んでいた。
①哀愁の町に霧が降るのだ
②わしらは怪しい探検隊
③あやしい探検隊北へ
④怪しい探検隊不思議島へ行く
⑤新橋烏森口青春篇
⑥銀座のカラス
⑦本の雑誌血風録
⑧新宿熱風どかどか団
⑨海浜棒球始末記
⑩わしらは怪しい雑魚釣り隊
このうち私は ①、⑤、⑥、⑦、⑧を読んでいる。
「怪しい」シリーズは全く読んでいなかった。
これも小説だったのか?と不明を恥じたのであった。
で、本書には、私が読んでいた本の常連である、弁護士の木村晋介やイラストレーターの沢野ひとし、そして本の雑誌で深くかかわっている目黒考二(北上次郎)は、あまり出てこない。
この物語に出てくる人たちは、シーナさんの新しい人脈なのである。
この人たちは小説を読むかぎり「変な人」だらけなのである。
変な人ということをもっと詳しく説明すると、仕事も遊びも好き、いや、仕事を遊びにし遊びを仕事にする人たちなのである。
私などは到底できないようなことを平然としてのけている。
だから、小説というかこういう物語で出会う分はいいのだけれど、実際に会ったら相当大変だろうなあ、億劫になるだろうなあと思うのである。
物語は、カバーにあったように、新宿にモンゴルを作ることに集約されていく。
そのことにかかわった人たちが、大勢でてきて、その人たちの人生が語られる。
つまり小川がいっぱいでてきて大河になるような感じなのである。
久々に胸がスーッとなる物語であった。
この物語の舞台として多く登場する新宿の居酒屋「池林房」であるが、シーナさんが何度も何度も「ここの生ビールは最高だ!」というので、次に東京に行ったらぜひ訪れて飲んでみようと思う。
何故、おいしいのかは本書を読んでもらいたい。
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