伊勢市を離れるときには、雨が上がり、近鉄特急が走り出した時には青空が見えた。
厳かとか清冽とかという形容詞よりも「重い」という感じが強かった伊勢でありました。これは多分に雨のせいであります。
さて、名古屋についてホテルに荷物を預け、最初の目的地である「名古屋城」に行きます。
その前に、列車の中でサンドイッチをつまんだものの、腹ごしらえが必要。
ということで、ホテルの近くにあったラーメン店に入った。
名古屋に来てまで何も博多ラーメンを食べることもないだろう、と思ったのであるが、空いた腹には勝てず、まっ手っ取り早く済ませよう。
食券を購入し店に入ると、隣と仕切りがあるではないか。
行政相談あるいは借金の申し込みのようである。
で、食券を出すと「こちらに記入ください」といって、目の前の簾のようなものが落とされた。
何のことやらわからなかったが、まあとりあえず記入をしてボタンを押す。記入した紙を受け取り、いよいよ融資審査か。なにやら「幸せ!」という声が聞こえる。新興宗教か?伊勢神宮にお参りしてきたというのにどういうことだ。
と、ラーメンが来た。豚骨の博多ラーメンである。少し辛い、がうまい。「フーン」と思いながらすすったが、この旨さの感想を誰かと分かち合いたい「おいしいね」と言いながら食べたい。
後で、調べたところ「一蘭」という超有名店だったのですね。
いやいや、食事というかラーメンの食べ方も変わりましたねえ。「味集中システム」ですか。
子母澤寛の「勝海舟」という小説の中で、勝海舟が益満休之助に『今まで一番まずかったものとうまかったものはなんだ?』と聞いたとき、益満は『一番まずかったのは裃を着ていただいた御前料理、一番うまかったのは嬶(かかあ)と差し向かいで食べた茶漬け』と答えた。
高校の時にこの物語を読んで、いつかは差し向かいで茶漬けを食べたいと思ったものでした。
つまり、うまいまずいは、料理の技術だけではないと思うのですが・・・いかに。
なんといいますか今は食べる側にも「ラーメン道」みたいなものがあるのですかね。
まあ驚きのラーメンを食した後、タクシーで名古屋城へ向かいます。
運転手さんが観光案内をしながら城にむかい、ちょうど「ブラタモリ」で名古屋を2週続けて放送したので、そのあたりで盛り上がりました。
ブラタモリを見る前から、名古屋城と熱田神宮の2カ所をなんとか見ることができないものかと、計画を練ったのですが、どう調整しても「どっちつかず」になりそうだったので、名古屋城を選択しました。まあ次の機会にはぜひ「熱田神宮」に行きたいと思います。
というか、名古屋周辺は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康にちなんだところが多くて、行きたいところはいっぱいあるんです。
私は、徳川家康のファンなので、岡崎に行ってみたい、と思っていたら、タクシーの運転手さんが『岡崎は徳川家康一辺倒です』と割と苦々しげにおっしゃいました。(はあ、そうですか、ですね。)
さて、名古屋城到着です。
あのう、名古屋城っていたるところから見えるものだと思ってましたが、今までずっと見えなかったんですね。
このあたりは、現地に行かないとわからないものです。
正門をくぐるとすぐに、名古屋城といえばという「金のしゃちほこ」実物大がありました。
ただただ「はあー」ですね。
名古屋城です。ブラタモリの看板もありました。
続いて現在復元工事中の本丸御殿。建築しているところを見ることができました。
実は姫路城の修復工事見たかったんですが、この現場を見ることで満足しました。
そして、一部公開中の本丸御殿へ。
こういうのもいいですよね。
お城は、どちらかといえば外側から見たほうがいいです。
内部はあまり感動しませんからね。
そういう意味で、この本丸御殿、ため息がでます。できることなら、この畳の上で昼寝をしてみたい。
さて、いよいよ本丸です。
カッコいいです。
でも近づくと「コンクリート製」であることがわかります。
本丸内部に入ると「エレベーター」がありました。コンクリート製のいいところです。
内部では各種の展示がありました。
最上階から見た市街の風景です。
晴れました。
本丸を見て歩くと、わりと疲れるんですね。それに暑くもなってきたし。
ということで、外に出ていったん休憩。
それから「不明門」から外に出て、改めて名古屋城を仰ぎ見ます。
名古屋城からは「ノリタケの森」に移動しました。
閉館までギリギリの時間でした。
で、ここで私失敗しました。
ノリタケの森ミュージアムの中は撮影OKだったのですね。
気づいたときには遅かった。
アジアからの観光客の団体がおりまして、にぎやかに見ていました。いかにもお金持ち風でしたよ。
また、日本人カップルがバチバチと写真を撮っていました。
そこで分かったんですね。写真OK。撮っておけばよかった。
そのカップルのうち女性が「わたし、このままずっとここにいたい」とおっしゃっていましたが、同感です。
素晴らしかった、飽きませんね。
で、渋々ながら、というか閉館時間だったので、ミュージアムを後にしました。
つづく
厳かとか清冽とかという形容詞よりも「重い」という感じが強かった伊勢でありました。これは多分に雨のせいであります。
さて、名古屋についてホテルに荷物を預け、最初の目的地である「名古屋城」に行きます。
その前に、列車の中でサンドイッチをつまんだものの、腹ごしらえが必要。
ということで、ホテルの近くにあったラーメン店に入った。
名古屋に来てまで何も博多ラーメンを食べることもないだろう、と思ったのであるが、空いた腹には勝てず、まっ手っ取り早く済ませよう。
食券を購入し店に入ると、隣と仕切りがあるではないか。
行政相談あるいは借金の申し込みのようである。
で、食券を出すと「こちらに記入ください」といって、目の前の簾のようなものが落とされた。
何のことやらわからなかったが、まあとりあえず記入をしてボタンを押す。記入した紙を受け取り、いよいよ融資審査か。なにやら「幸せ!」という声が聞こえる。新興宗教か?伊勢神宮にお参りしてきたというのにどういうことだ。
と、ラーメンが来た。豚骨の博多ラーメンである。少し辛い、がうまい。「フーン」と思いながらすすったが、この旨さの感想を誰かと分かち合いたい「おいしいね」と言いながら食べたい。
後で、調べたところ「一蘭」という超有名店だったのですね。
いやいや、食事というかラーメンの食べ方も変わりましたねえ。「味集中システム」ですか。
子母澤寛の「勝海舟」という小説の中で、勝海舟が益満休之助に『今まで一番まずかったものとうまかったものはなんだ?』と聞いたとき、益満は『一番まずかったのは裃を着ていただいた御前料理、一番うまかったのは嬶(かかあ)と差し向かいで食べた茶漬け』と答えた。
高校の時にこの物語を読んで、いつかは差し向かいで茶漬けを食べたいと思ったものでした。
つまり、うまいまずいは、料理の技術だけではないと思うのですが・・・いかに。
なんといいますか今は食べる側にも「ラーメン道」みたいなものがあるのですかね。
まあ驚きのラーメンを食した後、タクシーで名古屋城へ向かいます。
運転手さんが観光案内をしながら城にむかい、ちょうど「ブラタモリ」で名古屋を2週続けて放送したので、そのあたりで盛り上がりました。
ブラタモリを見る前から、名古屋城と熱田神宮の2カ所をなんとか見ることができないものかと、計画を練ったのですが、どう調整しても「どっちつかず」になりそうだったので、名古屋城を選択しました。まあ次の機会にはぜひ「熱田神宮」に行きたいと思います。
というか、名古屋周辺は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康にちなんだところが多くて、行きたいところはいっぱいあるんです。
私は、徳川家康のファンなので、岡崎に行ってみたい、と思っていたら、タクシーの運転手さんが『岡崎は徳川家康一辺倒です』と割と苦々しげにおっしゃいました。(はあ、そうですか、ですね。)
さて、名古屋城到着です。
あのう、名古屋城っていたるところから見えるものだと思ってましたが、今までずっと見えなかったんですね。
このあたりは、現地に行かないとわからないものです。
正門をくぐるとすぐに、名古屋城といえばという「金のしゃちほこ」実物大がありました。
ただただ「はあー」ですね。
名古屋城です。ブラタモリの看板もありました。
続いて現在復元工事中の本丸御殿。建築しているところを見ることができました。
実は姫路城の修復工事見たかったんですが、この現場を見ることで満足しました。
そして、一部公開中の本丸御殿へ。
こういうのもいいですよね。
お城は、どちらかといえば外側から見たほうがいいです。
内部はあまり感動しませんからね。
そういう意味で、この本丸御殿、ため息がでます。できることなら、この畳の上で昼寝をしてみたい。
さて、いよいよ本丸です。
カッコいいです。
でも近づくと「コンクリート製」であることがわかります。
本丸内部に入ると「エレベーター」がありました。コンクリート製のいいところです。
内部では各種の展示がありました。
最上階から見た市街の風景です。
晴れました。
本丸を見て歩くと、わりと疲れるんですね。それに暑くもなってきたし。
ということで、外に出ていったん休憩。
それから「不明門」から外に出て、改めて名古屋城を仰ぎ見ます。
名古屋城からは「ノリタケの森」に移動しました。
閉館までギリギリの時間でした。
で、ここで私失敗しました。
ノリタケの森ミュージアムの中は撮影OKだったのですね。
気づいたときには遅かった。
アジアからの観光客の団体がおりまして、にぎやかに見ていました。いかにもお金持ち風でしたよ。
また、日本人カップルがバチバチと写真を撮っていました。
そこで分かったんですね。写真OK。撮っておけばよかった。
そのカップルのうち女性が「わたし、このままずっとここにいたい」とおっしゃっていましたが、同感です。
素晴らしかった、飽きませんね。
で、渋々ながら、というか閉館時間だったので、ミュージアムを後にしました。
つづく
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