読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

BAR レモン・ハート 古谷三敏

2007-12-04 23:34:06 | 読んだ
近頃、眠る前にこの「レモン・ハート」を読んでいる。
今は第5巻を終え、第6巻に入るところである。

この物語は、レモン・ハートというバーが舞台で、マスターが主人公である。
このマスターが「酒」に非常に詳しいのである。
こんな店があるならば、絶対に通っているはずなのである。
しかし、現実にはないので、こうして、毎晩マンガを読んでいるのである。

すごく癒されるのである。
このマンガを読むと、安らかなそれでいて朗らかな気分になる。

マスターの薀蓄を「うっとおしい」と思うのか「おもしろい」と思うのかで、その人のこの物語への評価が決まるのである。

私は、マスターの薀蓄を「好ましい」と思うのである。
通うたびに聴きたい、と思うのである。

それにしても、あんなに多くの酒を抱えているバーというのは本当に存在するのだろうか。
そして、もし本当に存在しても、あれほど気さくなマスターがいるのか。

だから漫画になっているのであろうと思う。

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青春のうた 第48巻 1970年代中期⑭

2007-12-02 18:24:02 | 読んだ
1.別涙(わかれ)/因幡晃 1976年6月

因幡晃の歌といえば「わかって下さい」が有名であり、私も歌えるほど知っている。しかし、この「別涙」は、申し訳ないけれど、出だしの
♪白い旅行カバンを♪
の部分だけを覚えているのである。

因幡晃はいい声だし、歌う歌はいい歌だと思うのだが、私はずっと聴くと「飽きる」のである。
情感のある歌、というのが苦手なのである。

2.お早うございますの帽子屋さん/谷山浩子 1975年2月

谷山浩子を始めてみたのはNHKのテレビ「ステージ101」だった。
この番組の最後の頃だったと思うのであるが、ちょっと異質な感じがした。

その後、この「お早うございますの帽子屋さん」でデビューし、私も何度か聞いているのであるが、あまり興味がなかったので「流して」聴いていた。

今回あらためて聴いてみると「いい歌だな」とは思うのである、しかし申し訳ないがあまり感動はしなかったのである。

3.ひとりぼっちの部屋/高木麻早 1973年9月

この歌は好きだった。
あっさりしているというか、からっとしているというか、のんびりしているというか(これ全部ホメコトバである)

この歌も、高木麻早の歌声も『湿っぽくない』のがいいのである。

何気ない日常のひとときがうまく切り抜かれている。
というのが、この歌だと思う。

♪今 ひとり 想う あなたのこと♪
というフレーズをゆっくりとうたうことが、当時のいわゆる「字余りソング」を好んで聴いていた私には新鮮だったのではないかと思うのである。

4.あせ/N.S.P 1973年10月

NSPについては、これまでも何度か熱く語ってきたので、今回はすこし抑え気味で行こうと思う。

この曲は、NSPのセカンドシングルと本誌では紹介されているが、私は彼らのデビュー前、NHKFM岩手のラジオから流れているのをよく聴いていた。

この歌はなんだか新鮮、斬新だった。

♪つぶつぶの しょっぱい汗を♪
から続く「つぶつぶの」というのが印象深いのだが、私にとってはそのあとの

♪そりゃだれだって つらいことはたくさんあるけれど
 この世に生まれた以上は 生きてゆかなくちゃ
 そうすれば きっと何かがあるはずさ♪

のところが、すごく心に沁みているのである。

5.グッドバイ・モーニング/サンディー 1976年11月

初めて聴いたとき「いい歌だなあ」と思った。
「覚えたいなあ」と考えた。

のであるが、当時、何故だかこの歌とあまり接することがなく、また積極的に接することをしなかったので、いつかゆっくり聞こう、と思ったまま、本日まで来たのである。(実に31年である。)

あらためて聴いてみてやっぱりいい歌だなあと思うのである。
あるのだが、もういまさら覚えようという努力をしようとは思わないのである。

いわゆるサビの部分
♪朝焼けが窓を染めたなら
 君に告げよう
 Good By morningo♪

だけでも歌えるからいいのである。

6.傷ついた翼/中島みゆき 1975年12月

この歌ははじめて聞いた。
「時代」のB面だったということと、この歌でヤマハのポプコン(ポピュラーコンテスト)に出場し入賞したことを本誌ではじめて知った。

感想としては
「ンー、やっぱ中島みゆきの歌だよなあ」
なのである。

だからどこかで聴いたことがあるようなカンジもするのである。

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決定版 上方芸能列伝 澤田隆治 ちくま文庫

2007-12-01 12:24:05 | 読んだ
芸能モノ、とうのがすきなのである。
なかでも、本書の著者「澤田隆治」と矢野誠一、小林信彦の書くものがすきなのである。

著者の澤田隆治は、関西でラジオ・テレビのプロデューサーをして多くの芸能人と付き合ってきた。
この芸能人とは主に「喜劇」「落語」「漫才」で活躍した人たちを言うのだが、この人たちについて語っているのである。

そうなのである「語っている」というカンジなのである。
それがなんというか「いいカンジ」に伝わってくる。

この「決定版 上方芸能列伝」は「上方芸能列伝」を加筆訂正したものだという。私はその「上方芸能列伝」も読んでいるのだが、何度読んでも面白く読めるものは読めるのである。

本書に登場する芸能の人は多彩である。
「エンタツ・アチャコ」「ダイマル・ラケット」「ミヤコ蝶々」「都家文雄」「高田浩吉」「暁伸・ミスハワイ」「ルーキー新一」「林正之助」「正司敏江・玲児」「曾我廼家五郎八」そして「横山やすし・西川きよし」

その芸を見たこともない人もいるし、そう思い入れを深くしてみたことのない人もいるが、いろいろな本を読んでとりあえず名前とどういうことをした人かぐらいは知っている。

芸能の人たちの話を読むのがすきなのは、彼らの生き様がちゃらんぽらんのようでいて「人気」とか「うける」とかいう厳しい評価にさらされて生きているからである。

そしてもうひとつ人気がピークに達したあとの生き様に惹かれるのである。
決して幸福に過ごしただけでなく、読んでいても哀しかったり怒ったりするようなこともあるのだが「ああ人生だよなあ」と深く感動したりするのである。

今回も、深い感動を得たのであった。

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