錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

樺色 (かばいろ) のチョウが舞う

2017年12月02日 | 昆虫・植物

つい先ほどの事ですが、窓越しに温室を眺めていると中で樺色のチョウが舞っていた。
ん・・・
この時期だからタテハモドキでも迷い込んだのかと温室の中へと入ってみると、それは擦れや傷などが一つも見られない綺麗なカバマダラでした。
あ゛ーーーーーーーーー!!!
そう言えば、採卵したガガイモの植木鉢を温室に入れたままだった。
と、言う事は・・・・
その鉢植のガガイモに卵か幼虫が残っていて温室の中で羽化したのかも?
って言うか、それしか考えられないっしょ。
で、そのカバマダラはというと温室で咲いたランタナの花で吸蜜してやんの・・・
しっかし、いくら温室の中とは言え、こんな時期に花が咲きチョウが舞うのを見ると言うのは心が和みますよねぇ。
だから、このカバマダラは回収せずに暫くの間は飛ばしとこうかと・・・

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アオタモが羽化

2017年12月02日 | 昆虫・植物

あのぉ・・・
突然ですが覚えていますか?
先々月の末に奄美大島のレンタカーの中で採卵していたアオタテハモドキ。
そして、それから孵化した幼虫がチマチマと成長して、やっと蛹化。
で、その蛹が今頃になって羽化をはじめたんですよぉ。
だから・・・
ここに至るまで期間は、なんと二ヶ月ですよ。
まぁ、そんなこともあって最近ではどうでもイイやっ!って感じにまでなってましたけどね。
って言うか、相手は珍しくもないアオタモですからねぇ。
でもぉ、そんなアオタモであっても羽化してきたら、ちょいと嬉しい。
ただ、その嬉しさとは逆に楽しみが減っていくという寂しさもある。
と、言うことで、早く年が明けて暖かくならないかなぁ・・・・

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メダカを喰うじゃん!

2017年12月02日 | 魚(海・淡水)

理由はないけど、先週からノーザンバラムンディ(Scleropages jardinii)の幼魚を飼う事になった。
それも5cmほどの小さい個体。
で、現在の餌はアカヒレのSサイズを与えているとか・・・ マジですかぁ。
でもさぁ、このサイズならばメダカを食うんじゃね?
なーんて会話をしてたんだけど、メダカを入れても上手く捕らえられないでいる。
ん・・・・
やっぱメダカはダメかぁ。
とは言え、アカヒレのSサイズなんてものは想定してなかったので手元には無い。
ならば翌朝にでもグッピーのSサイズを掬いに走るかぁ・・・
なーんて考えていたら、当日の朝にはメダカが3匹減っていた。
やっぱ、メダカを喰うじゃん!
って事で・・・
現在はメダカをメインに与え、なんとなくだけど大きく育ったような・・・

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虫は虫でも・・・ でんでんむし

2017年12月02日 | その他の生き物
今日は虫は虫でも“でんでんむし”のお話です。
と、言うのも数日前に越冬中のツクシマイマイとウスカワマイマイをホタルの餌にしようと持ち帰ったんですぅ。
けど・・・
ヒタチマイマイは沢山あるし、大型のダイセンニシキマイマイなんてヤツもストックしてる。
って事は、このツクシマイマイとウスカワマイマイは要らないんじゃね?
と、言うことで標本にする事にしましたぁ。


先ずは100円ショップの密閉容器に眠っているツクシマイマイとウスカワマイマイ入れて上からミストスプレーで水をかける。
そしてフタをして暖かいところへ置いとくと・・・


ほらぁ・・・
見て!見て!

お前の頭は何処にある
ツノ出せ  やり出せ  頭出せ
って感じで深い眠りから目覚めて動き回ってますよ。
さぁ、眠りから覚めたら急いでお湯の準備です。
鍋に水を入れて沸騰させる。
そして・・・

その沸騰したお湯の中に“かたつむり”を入れるのですが・・・・
ちょーーーっと、待ったぁ!
沸騰した湯に漬けると軟体部分が茹で上がり、身抜きの時に切れてしまう事がある。
だから・・・
沸騰したら火を止めて90℃くらいまで冷まします。
そこへ“かたつむり”を1~2分ほど湯に漬けて、軟体部分が縮んで白くなったら直ぐに冷たい水を差して湯の温度を下げる。
要するに“びっくり水”ってヤツですね。


すると“かたつむり”の軟体部分は、こんな感じになっている・・・ はず。


で・・・
先の尖ったピンセットなとで軟体部分を挟んで、クルクルクルと回すように引き出すと、ほらぁ、軟体部分が切れることなく先っちょまで取り出せるでしょ。
だから、先の工程で茹で過ぎちゃうと、軟体部分が脆くなって引っ張った時に途中で切れちゃうんですぅ。
と、言うことで、軟体部分を半生の状態で処理するんですね。


さぁ、ここまできたら後は軽く水洗いして乾かすだけ。
乾燥が終われば“かたつむり”の口に綿を詰め、この標本と共に採集データ(ラベル)を添えて整理すれば全て終了。
そして最後に・・・
“かたつむり”って這うだけの生き物ですから大きな河川や山があると、それを越えて拡散することが苦手なのです。
だから、その土地の環境に合わせ多様な分化をしているので身近に生息している“かたつむり”を調べてみるのも面白いんですよ。

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外はクソ寒いけど・・・

2017年12月02日 | 昆虫・植物

今朝はやけに冷えると思ったら、ここ福岡南部では午前4時36分に-1.2℃を記録。
ここは南国九州だと言うのに・・・ もう、バカじゃねぇの。
しかーし、そんクソ寒い朝であっても飼育棟は暖かい。
と、言うことで・・・
蛹を入れた吹き流しでは日を空けることなくリュウキュウムラサキが羽化しています。
で、今朝方に回収したのが、こんだけ。
いや、そんな事よりも何故に大陸の系統が羽化すんの?


そして、こちらは昨日から今朝にかけて蛹化したイワサキタテハモドキ。
で、これらは全てオギノツメ属のハイグロフィラ・ポリスペルマ(Hygrophila polysperma)を食べて育った個体群です。
しっかし、こんな気温の低い時期に育てたためか蛹が通常よりも、やや大きくなってしまった。
って言うか・・・・
この手の蝶は小さくなるよりはマシかな?

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