錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

今日も元気に蜜を吸う

2023年07月22日 | 昆虫・植物

さぁ、子供たちにとって待ちに待った夏休みが始まりましたね。
そして、そんな夏休みの自由研究みたいな話になりますが、1匹の虫が200個の卵を産んだとして成虫になれるのは…
さて、何匹でしょう!
まぁ、いろんな条件が絡み合うので確実な答えにはなりませんが、おおよそで1.5~1.7匹。
なんじゃ、その半端な0.5とか0.7という数は!
あっ、これって複数のメスと交尾するオスを含めた数字です。
だから、これを単為生殖する虫と仮定すると成虫になれるのは200分の1匹。
と、言うことで…
仮に200もの卵を産んだとしても199匹から198匹は途中で捕食されたり寄生されたりして死んでいくんですよ。
で、話を戻して…
この1.5~1.7の数値が少しでも上がれば個体数は増えるし、少なくなれば結果として減る。
そんな事もあって、先にUPした記事( 7月のミッション)なんですよね。


で、こいつは先日に山で捕獲したハヤシミドリシジミのメス。
爺さんお手製のスペシャルドリンク(蜜)を毎日吸って元気!元気!


そんでもって、この子は意図せず飛びだしてきたミズイロオナガシジミのメス。
連れ帰るつもりはなかったんだけど、たまにはイイかなぁ?ってTAKEOUT。


そして最後にミドリシジミのメス。
最近は利用価値の無いカバノキ科のハンノキなどが伐採されて今では激減。
だから、先ほどの話なんですよ。
1~2匹のメスを使って卵を産ませて途中脱落が無いように全て育てあげる。
また、これら全てのメスは現場で少なからず産卵しているはずなので、その子孫が生き残る可能性もゼロではない。


まぁ、手前勝手な言い訳なになりますが、ブリやハマチにタイ・ヒラメなどのように自然界で淘汰される部分を生かしての、捕る漁業から育てる漁業へと変わってきているように昆虫採集も自然に優しくないといけないのかもしれませんね。
そんなこんなで、この爺さんは西風の妖精とも称されるチョウに多くの卵を産ませようと奮闘中。

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