![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/00/2702c7d71a8099d6d95e20d433de44a6.jpg)
淡水産紅藻類の一種でチスジノリ科のチスジノリ(Thorea okadai)。
そして、このチスジノリは昔から知られていたにも関わらず、種として記載されたのは明治44年と比較的に新しく、鹿児島県を流れる川内川のサンプルを基にThorea okadaiと記載されました。
そして、その当時は鹿児島県内に限り分布するとされていたチスジノリも昭和23年に、この菊池川でも発生している事が分かり分布の北限とされましたが、その後、熱心な方々の尽力で福岡県や兵庫県でもチスジノリが発生している事が判明したものの、いずれの発生地でも年を追うごとに厳しくなっているのが現状のようです。
また、この山鹿地域では昔からチスジノリを佃煮などに加工して食べられていたようで、南総里見八犬伝の著者として有名な曲亭馬琴(滝沢馬琴)の著書にも山鹿の“アマノリ”と書き記していたり、福岡県北九州市出身の小説家である火野葦平も“山鹿なるいで湯の町の川の華チスジノリこそおもしろき味”と歌っています。
ただ、このチスジノリが本当に美味いのか?と聞かれると・・・・ Cherryの個人的な見解としては、お世辞にも、これは美味いと言えるような佃煮では無かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
※ちなみに、この時に食したチスジノリは地元の方が指定区域外で採取したモノを佃煮に加工してくれたものであり、この画像も指定区域外で撮影したもです。