ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

クルマの故障が感染する事もある

2019年01月04日 | ロクマル日記

 早朝にニューヨークの郊外の静かなハイウェイをランドクルーザー60で流していると路肩に停まっているBMWが目に入った。こんな早朝にこんな場所で故障か?気の毒だな。と思って通り過ぎた所で突然減速してランドクルーザーを止めた。BMWの運転席に座っていたのは自分がよく知っている男であったからだ。ランドクルーザーをバックさせてクルマから降り朝の挨拶を交わした。走行中に突然コーションランプが点灯してエンジンが止まってしまったらしい。なんとか路肩に寄せたが原因が不明でややパニック状態であった。何か前兆はなかったか?と聞くと、一週間程前にエンジンが掛からなくてケーブルを繋いだら動いたとの事。おそらく電気系の故障ではないかとは思った。ランドクルーザーをUターンさせて近付きボンネットを開けてケーブルを繋いだ。結果的にスターターは回るがBMWのエンジンは始動しなかった。彼はトーイングを呼ぶ事にして Good Luck! と言って別れた。後で分かった事だが故障の原因はオルタネーター(発電機)であった様である。それならば電圧計を見れば分かった事だったのかも知れない。僕はコロラドロッキー山脈越えで経験したオルタネーターの故障を思い出した。その日の夜中に仕事を終えてランドクルーザーに乗り込んだ。チョークを引いてイグニッションを回すとエンジンは始動した。しかし、何かが変だと感じた。それは風邪の初期の症状の様である。チョークを戻すとエンジンが止まった。全てのランプが点灯しない、ラジオも点かない。ワイパーだけは元気に動いた。心当たりは今朝ボンネットを開いてケーブルをBMWに繋げた事である。感染症、病気(故障)が遷ったのであろうか、それともこの症状は偶然なのだろうか? ランドクルーザーはメカニックの所に運ばれた。おそらくヒューズではないかとは思うが解明をプロに任せる事にした。いずれにせよ、容易にケーブルを繋ぐと病気(故障)も感染する可能性が有るという事を知る機会となった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする