ニューヨークの街の東側に位置するロングアイランドからの帰り道に白い大型SUVにトーイングされた大型クーペを目撃した。1930年代の後半から40年にかけてのデザインではあるが何処の国の何の車なのかさっぱり分からない。コレクターカー誌のHemmings Motor News を一枚一枚めくってヒントや手掛かりを探してみるが該当する車はまだ見つかっていない。かつて存在したこの車のブランドはもはや存在してはいないのであろう。
この写真を自分よりも車をよく知っているであろうと思われるボディショップやメカニック、トーイングの運転手、そして車に詳しいとする知人等に見せて意見を求めてみた。誰も知らないし分からない。が結果である。そして、その分からない理由の中にGENERATION (世代)が異なる事を理由とする言い訳が2回あった。自分、そして自分のおやじ(親が乗っていた車の世代)までは何とか分かるがそれを越えると分からない。同時に関心も希薄となる様子である。1940年代のこの未知なクーペはおそらくレストレーション目的で運ばれているのであろう。これからどの様な運命となる車なのかは分からないが、このトレーラーには夢が乗っている様に思えた。