写真はルート55から見た日産自動車ミシシシッピー州 キャントン工場
ゴーン氏の報道を耳にする度にミシシッピーやテネシー州における日産自動車の駐在員とその家族の事が思い出される。なぜならそこが唯一近年における僕と日産自動車の接点であるからだ。日産の再建に貢献したゴーン氏の書籍の内容や有り方から学ぼうとする姿勢を構え続けていた僕にとっては、企業経営におけるリーダーシップの有り方というものを表と裏から観る事の必要性が教訓となっている。ゴーン氏がNRP (ニッサン リバイバル プラン)を表明した時、透明性は21世紀の企業が直面する最も大切な問題です。動機や状況を隠匿せず全てを明るみに出した時、企業は信頼を得る事が出来ると確信している。更に、問題に直面した時に彼が強調していたのは、解決策は社内にあり、それを発見出来るのは長年勤務した経験から日産を知り抜いたベテラン社員であるという事を確信している。これらはゴーン氏の言葉であり日産復活の分母的意識として今日も活きているはずである。企業が長期的に成功を収める為に不可欠な要素が透明性の維持だとしたらゴーン氏が去った日産においても日産リバイバルは現在も進行中なのである。