望むことはできること

2013-10-22 19:25:00 | 透明水彩画
11月の作品展テーマが「望むことはできること」という内容です。フランスのことわざからひらめきました。

Vouloir c'est pouvoir.

絵を描くときは 夢中になっているからわからないけど、おちついて画集等を見ていると、
「こんな絵が描きたい。」
と思うことがあります。
・透き通った絵の具の色。
・軽快なタッチ
・ぼかした色
こんな感じが描けたらいいなあと思いつつ、なかなかうまくいかない日々。


最近少し進歩したと思うことがあります。先日受講した野村重存さん、青木美和さんの水彩画の技法を参考にして、描いていると何だか、スッキリとした表現ができてるではありませんか。絵を描き始めて やっと一歩近づけたかなと言う感じです。どんな絵が描きたいかは、自分でもわからないことがあるけれど、必死でもがいていると 答えがでてきます。絵が上手な人は 数え切れないほどいるけど、自分が求める表現は、私自身の心の中にしかない気がします。

薄いタッチ・・・これが好き。
身近な街並み・・・実際に見ることができる光景  日々感じる光を表現できたら嬉しい。

聖書のはじめのページに
「初めに言葉ありき」
と言う台詞があったような気がします。

文化人類学者 木村重信氏の著書にも
「はじめにイメージありき」
と言う本がありました。

ジョン レノンが落ち込んでいるとき 小野洋子さんが
「イメージしてごらん」
と必死でアドバイスして
「イマジン」
と言う曲が生まれました。「イマジン」は平和をイメージする曲で、湾岸戦争の時代、戦争の志気をそぐからという理由でイギリスでは放送禁止になりました。

世界を変えるほどの力がイメージにあるのでは。言葉と画像でイメージすることは、ひょっとしたら とても簡単かもしれません。
コメント
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