一本描きスケッチ

2013-10-25 18:59:01 | 透明水彩画
驚いたことに野村重存さんの「一本描きスケッチ」という本を買って、これまで描けなかったモチーフが描けるようになりました。上手に描かなくてもいいので、とにかく描いたらいいんです。描きたいモチーフがある場合、目をつむりながら描くんです。大げさですが、目を開けてもいいので、描きたい物を 誰にも遠慮せずに描くんです。そのことをこの本で感じました。

野村画伯が長崎に来た!

野村画伯は長崎にはよく訪れるらしいです。今度皆さんもお目にかかれたらいいですね。

「水が多すぎるよ。」
「パレットが重いよ。」
とか 言われるかもです。


中島潔展に行きました。

2013-10-25 18:38:02 | 透明水彩画
長崎県美術館で開催されている中島潔展に昨日行きました。思ったより ぼかしやにじみが綺麗で感動しました。あと2回ほど行きたいです。年間パスポートを持っているので悠々と行けます。

中島潔展お勧めです。


帰り際、柳の木や 電灯を見てると絵になるなあと感動しました。身近なところの光景がいとおしいです。



竹内栖鳳展

2013-10-24 17:43:56 | 透明水彩画
先日行った竹内栖鳳展。

1,会場全体が スッキリとした空気でまとまっていた。色も形も。バーントシエナ系の カラーに包まれていた。
2,会場は異様に寒かった。
3,特にライオンの絵が良かった。
4,水彩画のぼかし ウェット オン ウェットと ウェット イン ドライのハーモニーがスッキリとしていた。
5,表現がシンプルだったので疲れなかった。


東京には年に3回ほどは行きたいものです。思えば40年近く行っていなかった気がします。東京のことを何も知らなかったけど、東京に行けば、日本の美術が集まっていたんですね。テレビや本でしか知らなかったことが。


なんとまあ、人生を損したような気がします。


望むことはできること

2013-10-22 19:25:00 | 透明水彩画
11月の作品展テーマが「望むことはできること」という内容です。フランスのことわざからひらめきました。

Vouloir c'est pouvoir.

絵を描くときは 夢中になっているからわからないけど、おちついて画集等を見ていると、
「こんな絵が描きたい。」
と思うことがあります。
・透き通った絵の具の色。
・軽快なタッチ
・ぼかした色
こんな感じが描けたらいいなあと思いつつ、なかなかうまくいかない日々。


最近少し進歩したと思うことがあります。先日受講した野村重存さん、青木美和さんの水彩画の技法を参考にして、描いていると何だか、スッキリとした表現ができてるではありませんか。絵を描き始めて やっと一歩近づけたかなと言う感じです。どんな絵が描きたいかは、自分でもわからないことがあるけれど、必死でもがいていると 答えがでてきます。絵が上手な人は 数え切れないほどいるけど、自分が求める表現は、私自身の心の中にしかない気がします。

薄いタッチ・・・これが好き。
身近な街並み・・・実際に見ることができる光景  日々感じる光を表現できたら嬉しい。

聖書のはじめのページに
「初めに言葉ありき」
と言う台詞があったような気がします。

文化人類学者 木村重信氏の著書にも
「はじめにイメージありき」
と言う本がありました。

ジョン レノンが落ち込んでいるとき 小野洋子さんが
「イメージしてごらん」
と必死でアドバイスして
「イマジン」
と言う曲が生まれました。「イマジン」は平和をイメージする曲で、湾岸戦争の時代、戦争の志気をそぐからという理由でイギリスでは放送禁止になりました。

世界を変えるほどの力がイメージにあるのでは。言葉と画像でイメージすることは、ひょっとしたら とても簡単かもしれません。

東京その後

2013-10-21 11:06:48 | 透明水彩画
先日東京で受けたレッスンの課題を昨日ほぼ完成することができました。


以前、どの程度までマスキングするのだろうと疑問に思っていた、青木美和さんの絵ですが、こんな細い線まで 手で描きます(右下部分、花の茎)。そんなことできないと思っていたら、他のレッスン生も数人描いているから 私も何とか 試してみると何とかできました。




路地に連なる家並みを 長崎でも見つけることができたので 今度は長崎の路地の 花々を描いてみたいものです。路地の面した花には、住人の思いが託されている気がします。見事なブーゲンビリアとかも油屋町あたりで見ることができます。狭い路地には生活感があふれて、人の匂いもするし…。

フランスへ行かなくても いい題材が長崎で見つかりそうです。青木美和さんの本に、掲載されている路地風景は,思ったより好きになりそう。