お仕事を終えて、おそば屋さんでお昼ごはん。

静かな場所で聞こえてきた60代男性二人の会話

「腰が痛くて…」
「俺もそうなんだよ」
「どこかに通ってるのか?」
「俺は嫁はんにマッサージをしてもらっているんだよ」

あらぁ〜それはステキ



「それもいいけど…素人のマッサージは気をつけないと…」
「そうか?」
「ああ」…
という会話。
女性の私から聞いていると、
お嫁さんがマッサージしてくれるなんてなんて素敵なご夫婦
と思ったの。

だって普通は
「整骨院に行ったら?」とか
「整形で見てもらったら?」になりますもん。
年を重ねて、パートナーの体に触るってなかなかないですしね。
二人の男性をじっと見ていると、ふたりとも奥様に対しての言葉を大切にしていて、愛が深い。
お嫁さんには整骨院の先生や、整形の先生には決して無い“愛
”がある。

その人からマッサージを受けられるなんて幸せですものね。
二人で人生を歩いてきて超えてきた歴史に織り込まれている夫婦だけの“時”という模様がある。
きっと見ているだけでこちらも心が美しくなれるわ。
相手を思う気持ちって…肉体が朽ちても永遠よね…としみじみ思うのでした
