まだまだ寒い地方のお客様とお電話でのセッションです。
「自分の家のことはまったくしてくれません。家事はもちろん、ずっと家でゴロゴロしているだけです。
ポータブルの灯油ストーブがあるのですが、灯油が無くなっても全く入れてくれないのに、自分の母親の灯油は入れに行くのです。
そして最近、夫に借金があることがわかりました。
義理の母に相談しているのを聞いてしまい、そのまま聞かなかったことにしていますが、その後に義理の母から急にいろいろ褒められたり、先日は“一生添い遂げてね”と突然言われ、とても怖いと思いました。
自分の母親と相談したところ、離婚の話を進めた方がいいとなり、これからのことを相談したいと思って依頼させて頂きました」というお話でした。
お話を聞いているとフッと
「ご主人より金運がありますね」と話すと、
「そう思います。自分でなんでもやりたいと思っているタイプなので」と言われるので
「それがご主人の甘えに繋がったのですね」
「はい、私がなんでもしてしまうので。そういう私にこういう人が付いてしまったのだと思います」。
離婚はされた方がいいことと、
娘さんと何か共同で始めた方がいいことなどをお話すると、
カフェか、喫茶店、食堂など飲食の仕事をいずれ始めたいというお話に発展しました。
お話の仕方が小気味よいのでお客様ウケもいい。
彼女ならきっと成功すると思うけれど、経営の方が弱いので、その勉強をするようにお話しました。
つまり、今働いている会社のほかに、飲食のアルバイトへ行き“学ぶ”こと。
それと、娘さんを見ていると、“色”という字が湧いてくるのでお聞きすると、
「おしゃれな子です。美的センスがいいと思います。私が作ったお菓子をきれいに飾ってくれます」と言われたので、
それならその方を磨いて、大学の進学より、お菓子の学校への進学をお勧めしました。
大きな目標を立てて、それを細分化する。
もちろん基本の経営の勉強も必要なので、アルバイトでそれを経験する。
資金が必要になるので、現実のできる範囲のことでまず計画を。
週末だけのカフェでも、お菓子屋さんでも“アリ”な時代ですからね
「それならできそうです。夢が広がります」と声が明るくなっていました。
もう一つのお話です。
コロナでほとんど自宅にいることが多くなり、夫と一緒にいるのが苦痛でした。
夫は自分の趣味のことばかりしていて、家のことを全くしてもらえません。
言われるのは
「俺は仕事のストレスを発散しているのだから、これを辞めたらおかしくなる」と言うばかり。
奥さん自身も仕事をしているのに、奥さんの趣味の時間などまったくできませんでした。
奥さんは趣味で作った小物を売ってお小遣いを作っている人でした。
「作るのも、売れるのも楽しいです。一番の喜びは“お客さんにありがとう”とか“使いやすい”、“かわいい”など言われるのがやりがいでした。
でも結婚して子育てをして・・子供が手を離れても夫に手がかかる。
先日大学生の娘に
「友達のママは家族で旅行に行ったり、趣味でお花やお茶やスポーツをしているのに、ママが楽しい時間ってうちはないよね。パパは好き勝手をしているから自由なのに」と言われ、子供の目線でもそう思っていることをはっきりと知りました。
それからしばらく考えて、
ある日の夜、夢に亡くなった父親が出てきて
もういいんじゃないか?と私の肩に手を置いたのです。すると涙が出てきて・・涙で目が覚めました。
隣で寝ている夫の背中を見て、
自分の父親が母親にしてきたことをずっと見てきましたので、父の背中の方がずっと立派だったと思いました。
すると
この人と一緒に居ても老後はもう見えているし幸せにはなれないし、
離婚した方が私は自由になれると思ったのです・・・
とお話してくださいました。
娘さんの卒業まであと数か月。
チャネリングをすると
「趣味がロマンチックな方なのですね」と言うと
「はい、若い時は人形などを作っていました、その時、講師の資格まで取ろうと思っていたのですが子供ができたので」ということでしたので、
「自由になったらその夢をかなえて、いずれ教室を構えてその収入で老後も食べていけるぐらいになったらいいと思いますよ。
離婚のお祝いにヨーロッパに行かれるといいと思います」とお話をすると
「そう思っていました!」と声を弾ませていました。
いつまで生きていられるか、
いつまで体が普通に動いていられるかわからないのです。
今できることは何ですか?
やりたいことは何ですか?
自分のアイデンティティを楽しんでいますか?
楽しませてくれる人と一緒にいますか?
大切なものが一緒、という人と人生を歩いてください。
そうでなければ自分をどこかに置いて、時間を追いかけるだけ日々になってしまいます。
コロナ渦での間、夫との関係を整理されている方が多かったでした。
それは夫婦関係がうまく行っている方たちの
「私が熱を出しているときに子供や家のことをちゃんとしてくれたから楽だった」というお話を聞いて、
私にはきっとそれはない、と思って、
やっぱりこの人と居ても・・と決意のスイッチが入る方が多かったからでした。
それから自分の足で歩こうと思い、
勉強をしたり、資格を取ったり、
人間関係が整理したり、
仕事の意味を考え直すような相談を受けました。
“自分の命の時間”は永遠ではないのです。
残されている時間がわからない限り、今一瞬が“今しかない”のです。
自分を楽しむ時間を作ってください。
もちろん理解者がそばにいてくれることが大切です。
理解してもらえないのであれば・・あなたは選択、決断をする自由があります。
それを忘れないように。
大切なので“あなたの心”です。