楽しく読んで頂けるとありがたいです
なにせあの世の文章なので。
私としてはスピリチュアルという部分に偏らないで基本“人間ってやっぱり人間なのよ”派なので
夕日が完全に山の向こうに降りて、闇がうっすらと空を覆っている状態。
月明かりを探してみたけれど、それが見当たらなくて空を仰いでいると、川の流れる音が聞こえてくるのでその方向へ行ってみました
足もとには丈の短い草がずっと生えていて、その上を柔らかく歩いている自分がいて・・
でも足元もぼんやり見える程度。
暗いな・・・
周りは家がポツポツ・・・
とっても細い川が見えてきてあたりの家からうっすら明かりが見えていて
人がいるのね・・ぐらいの心持ち。
田舎の子なら
あ~あのぐらいの時間帯?とわかると思います。
とにかく田舎の夜の入り口時間。
小川が山から流れてくるのがわかり、それがす~~~っと細くて
川の流れにも細い線が見える。
糸が流れているのかしら?と思う感じ。
その河原のそばにとっても小さな家が数軒あって、
まるで日本昔話のおじいさんとおばあさんが・・が二人で住んでいるぐらいの規模のお家。
家自体は築年数が30年以上があるのね?と思う感じでして・・
川のそばにあまり家を建てたり住んだりしてはいけないよ、とおばあちゃんから言われていたことを思い出しながら
でも、この川は糸みたいなもので出来ているみたいだし・・
あ、そうか、三途の川に行き着くのね?と妙な発想が出てきて、
でもなにか確信があって・・
で、誰のところへ私は来たの?と思いまして。
ふとある家の前に男性が・・
あ、お父さん
変わっていないわ~
いつもの恰好よりもちょっとジャケットを着ていて、
相変わらずちょこっとおしゃれ。
(モテたい人だったから)
「お父さん、元気だった?」と聞くと
「おお、来たのか?」というので
やっぱりここはあちらの世界ね?とりあえずお父さんは三途の川を突破したのね、とちょっと嬉しくなりまして、
「今、何しているの?」と聞くと
「ここに住んでいるんだ」といい、家を指さし、それを見て、ふと家の後ろを見ると大きな山が見えていて・・
この山もしかして・・とあるお坊さんのお話を思い出し・・
確か山に登るには自力では登れない、と聞いていて・・
私が後押ししないと(先祖供養のこと)しないと無理かしら・・と心で苦笑いをしながら
「あの山を登る前にここでしばらく生活しているの?」というと
「うん、(今の)おとうさん(自分のこと)では登れないからここに居るんだ」というので
わ~やっぱり先祖供養だわ、と思って
「それで毎日どうしているの?」と聞くと
「ほら、家の前に・・」と指をさし、その方向をみると一件の家があるので
「そこでみんなとおしゃべりしている」いう顔をみているとちょこっと嬉しそうにしているので
あ~ここで友達を作ったのね、と私も嬉しくなりました。
同じ山に登る人達との出会いも心の力になるし、
もともと人と話すのは好きだった父だったので、それでよしとするわ、と自分で納得。
それにしても・・・山高いわ・・・
「お父さん、あの山を突破するのに体力も必要だけれど、ここで人に親切にしたり、人の話を聞いてあげたり・・~~~や~~はしたらダメよ」という仏教のお話をしてあげようかと思ったけれど・・自分で気がつかないとならない世界にいるから・・黙っていよう・・と。
とりあえず、三途の川は突破。
よかったよかった
よくやったよ、お父さん。
こっちでできることはがんばるわ、だから山のぼりできるように準備して進んでね。
時々、こっちから応援するわ。
親子だったもんね~
親孝行はご供養しかできないから、ごめんね。
・・・と思ったら目が覚めました。
あ、夢ね。
でも元気そうでよかった。
なにしろ・・川を突破してもらえて良かった
ちょっと安心した朝でした
・・・おしまい。