60代中間の女性とのお話
普段、仕事ではとってもしっかりと働いていているのですが、職場の一番長く働いて居る女性があまりにもキツイので次々と辞めていく現状を変えたくてその人に意見を言うそうなのですが、
それが相手から言われる言葉が
「あなたはキツイ」
いやいや、もともと相手がキツイからこっちもキツクなるのでは?
・・ということから始まり、どうしたら相手に伝わるか、ということでした。
言葉には温度、音階があります。
それで判断できます。
文面は読む相手によって感覚が違いますので、読んだ人が自分の判断で
「こう思っていると思う」と思うので誤解が生じやすく、そしてそこから生まれるものも持っている人によって大きく変わります。
言葉も文面も少ない、は少ないと言っても人によって少ないの量が違います。
美味しくないも人によっては美味しいのかもしれませんし、そのお店を愛用している人もおられるからお店が開いているのです。
テレビで放送されていたのが
友達とのLINEで
「おもしろくない?」と書くはずだったのが
「おもしろくない」と書いて『?』と付けるのを忘れて相手の子が自分を否定されたと思い、それから
みんなからいじめにあうというCM。
一度確認したらいいことなのですが、それをしないで
「言われた!」と言うところからスタートして、そのままごちゃごちゃに発展してしまうことも多いです。
SNSを見て、そのままの一瞬の判断のスピードで決め、進める世の中ですので、本来の基本的コミュニケーションがあり、正しい人間関係を求めよう、育てようとするなら、違和感があったら確認する、もう一度聞いて見るなど柔らかな行動をされると良いのですが、そのまま自分から生まれた感情がまっしぐらな方向へ行くのがちょっと辛い世の中と思っています
人間関係がバランスが取れて平穏になるのですが、いろんな人が居てでの会社・・
神経を使って彼女もなんとかしたいと思ったのですが、それがキツイ人のために次々辞めていく現状をなんとかしたいと思っての相談でした。
「自分もキツくなっていくのが嫌でしてね」
「それって解りますわ。それが解っているということは自分も嫌々ながら言っているってことですもの」
「そうなんです、今それがもう限界になってくると思っています。なんとかしたいです」と言われました。
相手の女性を見ると、
「彼女は自分の理解していることをみんなが理解していると思っている節(フシ)がありますね。だから使う言葉が短いでしょう?」と話すと
「そうなんです。それで荒く聞こえるんですよ。私は解っていますが、周りの人達が・・」
「でしょうね・・ちょっとバッサリとした言い方に聞こえますね」
(道産子は「そだねー」は詳しく言うと言われたことに対してすぐ「うん、そう」という意味で使います。
でもきっと本州で「そだね-」というとあまり考えないで共感しているように聞こえる音だと思います。
風土の言葉って相手を知らないと使えないと思う事があります)
聞き直すともっと怒った言い方をする。
それが困る・・
会社側では彼女をクビにしようかと思っているけれど、でもそれもなかなか進んでいない。
それで私からの提案。
この人と、この人を・・・と話してそれで動かしてみるといいですよ、と。
早速実行してもらいまして、報告を頂きました。
詳しいことを書くと職場が解ってしまうのでここでは書けませんが、その結果良い方向に向かっているそうです。
よかった、よかった
答えがなんとかでそうでして、その「この人」から連絡も頂きまして、
「無事に事が進みそうです」と。
私からも返信で
「それは上手くいって良かったですね」とメールしました。
会社って変えるのは大変です。
辞めさせるなんてとっても大変。
それに辞めさせるとその後が大変
変えるしかない、何かを。
そして少ししてご依頼のあった女性の話に出てくる「この人」からの連絡で
「相手(キツイ人)からの申し出がありました。無事着地しました」というご報告が。
よかった、みんなまるく収まって。
これでまた会社の中の風も柔らかくなるわ