「ここ数か月身体の右側に痛みがあり、いろいろ病院にいきましたが、わからないと言われたり、肩こりとか言われたり・・・そしてネットであちこち探し、2・3件行ってみたのですが、納得できずに探していたらみつけました」と彼女は言いました。
うん・・確かに右側・・・・
「お母さん・・だよね?」と言うと彼女は
「やっぱり・・」と言いました。
知っていたんですよね・・・でもどうしても・・お母さんからのメッセージがわからない・・
それが普通です。
今までの霊能者さんには
「供養が足りない」とか「苦しんでいるからお祓いを」とか言われたそうです。
「まぁ・・確かにそれはありますよ。それもあるけれど・・・」とふるらんが言うと、
「それはあると思います。でもその先を知りたいのです。
先日のブログで施餓鬼供養を読みました。母の苦しみを軽くさせる方法は単に供養とかだけではないし、お金を払ってどうにかしてもらうものでもないと思うのです。
私がどうしたらいいのか・・を知りたいのです」と言いました。
とっても偉いと思いました。
まず、言われたことをよく考えて・・お母さんの気持ちも考えて・・そして自分ができることをちゃんと冷静に考える・・・
言われたことを丸飲み込みしていないという冷静さが素晴らしい。
さすが・・お母さん、良い子に育てましたね・・・とお母さんに言うと、うっすらうなずいていました。
「お母さんは物静かな人ね・・それもあまり言葉に出さないし。この調子だと・・・お父さんにもさからわなかったの?」と聞くと、
「ええ、とても静かで・・・父が古い考えの人でしたから、それにおじいさんもそうでした」と答えてくれました。
確かに・・・お母さんの顔はすっきりしていません。
病気のせいもあったと思いますが・・・
なぜ彼女にくっついて・・痛みまで発せさせるのか・・・???
静かに霊視・・・
静かに、静かに・・
・・・また霊視・・・
「ちょっと・・・お母さんと直接交渉・・するわ」と思い、ふるらんとお母さんとお話しをすることにしました。
お話しは・・・ちょっと長く・・
「う~~んとね・・・」と回答を。
「お母さん、あなたの右手をひっぱてるの。時々ぐっとななめ上に持っていかれるでしょう?」というと、
「はい、そうです」というので、
「あのね・・・いいづらいんだけど・・・いい?」と聞くと、
「いいです、なんでも受け止めます」というので、
「あのね・・・あの家から出てほしいらしい・・・」
「もちろん出たいですが・・・父を残して出るのは・・・」
「お母さんは・・とにかく出てほしいらしい・・・・」
「・・・・」
「正直言って・・お母さんも親から言われたお見合いみたいなもんだったでしょう?」
「はい、そうです」
「結婚したくなかったけれど、結婚するしかなかったし、抵抗ができなかったし。
そのうち、あなたと弟さんができて、生きていくしかなかったみたいで・・・
お父さんはほかに好きな人がいたみたいだよね?」というと、
「はい、そうです。今でもきっとその人が好きだと思います」というので
「それなら出たらいいよ」と。
そして
「チャンスだわ~あなたが出たら、その女性と一緒になるし。
あ、もちろんお墓は弟さんが見ることになるけれど・・・家の財産とかそんなにないでしょう?
失礼な言い方をするけれど」というと
「ええ、土地と古い家だけです。あとは父の貯金ぐらいです」というと、
「今年、来年、チャンスだよ。家を出なさい。そしたらあなたの人生も変わるし、お父さんも変わると思う」
「そうなんですか?」
「お母さんにしたらお父さんの面倒をみさせたくないらしいのよね~それならあなたの右腕をつかんでさっさと遠くに出てもらって・・・あなたに自由になってもらいたいし、それとお父さんの面倒はその女性に・・・」と話すと
「そうなんですか、それで痛いぐらい引っ張るんですね・・でもなんかわかります」と答えてくれました。
家を出るのが彼女にしたら心が痛かったんです。
でも・・お母さんのお墨付きがあるなら・・・ということで出るきっかけの方法をふるらんが教えました。
セッションが終わって・・・2週間後ぐらいに彼女から連絡が来ました
「先生、びっくりです。昨日、私の夢にお母さんが出てきて、好きなことをお腹いっぱいになるぐらいにやりなさい・・・と言い、すぐ消えました。
そしてその夜、めったに連絡が来ない弟からメールが来て、昨日お母さんの夢を見たということで電話で話すことになり、お母さんが夢に出てきて‘もう大丈夫だから好きにしていいよ’と言って帰って行ったそうです。
それで、最近何かあったの?と聞かれ、もちろんセッションのことは言いませんでした。
(変に疑われるので・・・苦笑)
きっとこれから何かが変わるんだと確信しました。
計画は水面下で続行しています。
言われた日にちになったら父に話します」と連絡がありました。
そして・・・その数日後・・・ふるらんは手帳をみながら
「○○さん(このお話しのお客様)、今日から言える日だわ~」と思いました。
その夜の・・12時を過ぎるぐらいに彼女から連絡がありました。
お父さんに家を出る話をしたそうです。
すると・・お父さんは
「実は・・話がある」ということで、今お付き合いをしている人と将来結婚しようかという話しをしてくれたそうです。
彼女はこれで断然家を出やすくなりました。
その後、家を出て、一人暮らしを開始。
「不思議なもので、マンションを決めるときに迷うと右側が痛くなり、ここがいいかな?と思うと痛くなかたのです。きっと母親が止めていたのでしょうね」と言いました。
引越しの時、遠方に住んでいる弟も手伝ってくれたことには彼女もびっくりしたそうです。
そしてその時、なんと新しいマンションのところで待っていてくれて、今交際中の女性もつれてきてくれました。
三人で引越しの荷物を広げていると、荷物の中から母親からもらったダイヤのペンダントトップが目に入りました。
不思議にそれを弟の彼女に渡したくなり・・・渡すと、最初は遠慮していましたが、弟が背中を押したので、身に着けていたチェーンにそれを通して、喜んでくれました。
引越しがすんで落ち着いてから、またふるらんに会いに来てくれました。
「弟の彼女さんって人・・・笑顔が・・お母さんに似た人ね~」とふるらんが言うと
「その通りです。目じりが下がるのがほぼ一緒の角度みたいな」と笑っていました。
不思議なもので・・・その彼女は普通の宗教の方ですが、おばあちゃんと一緒に暮らしていたのでとても信心深い女性でした。
来年、入籍をするそうです。
そしてお父さんもそのあと、入籍の予定。
もちろん相手の女性にも正式にお会いしました。
やっぱり・・父も弟も・・なんだかんだ言って、お母さんのことが好きなのね・・と思った瞬間、頭の上をポンと叩かれたような気がして、そのあとからは右が痛くなることはなくなったそうです。
今、彼女は彼氏を募集中。
きっときっといいことあるよ、と思っています。