相手の本性に気がつくまでわからない…
最初は好きだっけれど嫌いになった場合、上手に切らないと、あとが大変。
相手はまだあなたのことが好きですし、ほかには自分をふったあなたに嫌な思いをさせてやる、と思う人さえいるのだから。
30代前半の女性が来られて、
「好きな人ができたので、この人を見てもらえますか?」と彼を○視すると、
「彼にお金貸していませんか?」と聞くと
「はい、そうです。でも結婚するのでいいのです」と彼女は言いました。
「お母さんは知っているの?」と聞くと
「いえ」というので
「お母さんには言えませんか?」と聞くと
「話すと反対されるので」と答えたので
「それってうまくいかないってもう答えを出している感じがするのですが」というと
「でも互いに好きなので」と彼女は言いました。
ふるらんは注意点を話し、
「これに当てはまるとできるだけ早く別れた方がいいですね」と言いました。
しばらくして彼女がお母さんと一緒にふるらんに会いに来ました。
「あの時のふるらんさんのお話し、きちんと聞いておけばよかったでしたです」と言いました。
彼が
「お財布を落とした」というので部屋を探そうとすると
「部屋にはない」と言うので、
「どこに落としたの?」と聞くと、
「無いから諦めた」と言い、
「警察へ行こう」と誘っても行かず…
おかしい、と思いながらも、数日後に彼の部屋へ行ったときに、ふと気になってクローゼットを開けると…
彼のお財布がそこにありました。
嘘をつかれていることに気が付き、別れるケジメをつける決心をしたそうです。
お財布のことを言わず、別れを切り出すと、
「お前のことが好きだから結婚するから、結婚資金を貯めるためにもう少し待ってくれ」と。
お金を貸しているのに…結婚資金なんて意味がわからない。
彼女は別れることにしました。この時、彼女は、バッサリと彼に言ったそうです。
「あなたとは二度と会わない」と。
彼はそれからまもなく、彼女の後ろをつけ始めました。
帰りも会社の前に立ち
「待っていたよ」とにっこり。
会社の人は
「ラブラブね」といいましたが、彼女は恐怖に襲われました。
それが毎日。彼女は悩み、友達に相談。
携帯電話には一日何十回もメール、着信が来ていました。
精神も限界になった彼女はみるみる痩せていきました。
上司に相談し、
「最近、周りからも聞いていたけれど、心配していたんだよ」と言われ、対策を立ててくれました。
会社の人や友達が彼女の周りについてくださったそです。
警察に届け、そして弁護士を立て彼女の半径○○メートルには入らない、となりました。
「ふるらんさんの言葉にすぐ従わなかったからこうなってしまって」と泣く彼女に
「なぜ、相談にこなかったの?」と聞くと
「みんなに迷惑をかけてしまったので、すべて片付いたら会おうと思いました」と言いました。
「私に気を使ってくれてありがとう」と言いながら彼女の深い迷いを感じました。
男女の縁って切りづらいの。でもよく頑張ったね。お母さんも心労だったでしょう?」というとお母さんは小さくうなずいていました。
「それでもう彼は私と縁が切れたでしょうか?」と聞かれたので
「~~~と~~~はしてますか?」と前に言ったことを確かめると
「実はまだ少し残っています」と言われたので
「脇が甘いですよ。伝えたことはしっかりやってくださいね。早くやらないとお母さんがしんどいと思いますよ」というと
「え?」と彼女が言うので
「お母さんはあなたを守るために、あなたが思っている以上に物凄く強い気持ちで毎日あなたを守っているのよ。そのことに気が付き感謝ことありますか?」というと彼女はお母さんのほうを見て、
「そうなの?」と聞くとお母さんが小さくうなづいたので
「子供を守る愛は凄いの」とふるらんが言い、続けて
「かなり強い願掛けしていますよね?」というと
「わかるのですか?」とふるらんの顔を見るので
「今だって、自分の命が無くなってもいいぐらいの勢いで、娘さんを守り、同時に相手に向かってにらんでいるみたいなエネルギーを出していますもの。見えないけれどまさに命がけ」というとお母さんは
「はい」と小さくうなずきました。彼女が
「そんなに」というので、ふるらんは
「あなたに子供がいて、同じ思いをしたら、同じことをすると思うわよ。だからもう少し真剣に対応しましょう。怖い、怖いでは先にお母さんが倒れるわ」というと彼女は泣き出して
「ごめんなさい」と言いました。
お母さんは娘さんの頭を優しくなでていました。
ふるらんは本気のお坊さんの修行をしていない身です。
前世は壮絶(?)にやってたみたいだけど。
それで記憶の中から「縁切り」を思い出し、彼女に伝えました。
ただし
「必ず脇をしめてね。お母さんを守るぐらいの愛で。なぜならお母さんの体調もかかっているので」と念を押して。
○週間後、彼女から連絡が来ました。
お母さんが
「今日は体が楽。久しぶりの爽やかな気持ちなの…不思議」と笑顔で言われたそうです。
○縁はバッサリ切りたいものです。
でもいきなりバッサリはぜったいやってはいけません。
上手に切らないとややこしいのです。そして必ず、注意事項を守ってください。
バッサリ切る気力も体力も、男性とは違うか弱さがあるので。
ただ…やはり愛は強い。
人を想う心は何よりも強い。
まして自分を産んでくれた人の愛は強い。
体、
魂…
愛でつながっているものは誰にも切れないぐらいに強いです。
この愛が間違っている、ということに気がついたときはすなおに薄めていきましょうね。
これを強くしてしまったら、あなたを愛している人達に迷惑をかけてしまうし、それを失ってしまうから…