私の知人の井関さん(仮名)からのご相談です
井関さんのお友達の男性、真崎さん(仮名)が亡くなりました。
お葬式が終わり、半年が過ぎるぐらいの時から、真崎さんの孫の仁志君(仮名、小学○年生)が真崎さんの奥さん、つまり、仁志君のおばあちゃんにメールを億っててきて、
「おばあちゃん、あのね、おじいちゃんがね、テレビが見づらいからもう少し右側に寄せてって言ってるよ」とメール送信してくるそうです。
それを始まりにして…
植木鉢の場所の指示、
カーテンを閉めて欲しい時間、
食べたいおかずなど数日に一回は連絡してくるようになりました。
内容は生前おじいさんが言っていたこと、やっていたことと同じこと。
「最初は亡くなったばかりだから言葉が嬉しかったでしたし、可哀想だから、と思っていましたかが、これが続いてきて怖くなってきました。これが続いた場合どうなっていくのかしら…」と。
井関さんは最初は真崎さんの奥さんに
「大丈夫ですよ」と説明していましたが、続くのでさすがに心配になってきて、お坊さんに相談しようかどうか、と思っていたそうです。
成仏していない…
…成仏って正確にはあの世にいく事ではなくて、輪廻転生をしないこと、つまり生まれ変わらないことなんですが、この場合は、おじいさんがあの世へ行っていない。
みんなが歩く暗い道があって、三途の川のそばまでいって…
そこを渡るという流れなのですが、
まだ家にいるし…
あの世の修行に行くのがまだわかってない。
自宅ですし…
見えない、感じなくて、ただ言われて困っているのはおばあちゃんだし…
角度を変えて…回答が必要で、
井関さんの話を聞いていると…
ご夫婦のいろいろ…が見えてきて…
でも今更おばあちゃんに言ってもなんだし…
「真崎さんのお孫さんとは面識ありますか?」と聞いて、
「あるよ」と教えて頂いたので、それなら…お孫さんに
「おじいちゃん、どんな服着てどんな顔してる?」と聞いてもらって、その回答を聞いてから判断して、
「おじいちゃんがしてほしいことは本当は違うよね?」から…
「本当の本当にしてほしいことをおじいちゃんに聞いて、それをおばあちゃんに言うといいよ。ただおじいちゃんはおばあちゃんに言えないから仁志君に言っているんだよ」と。
それと…おばあちゃんに私から見えたことで“していないこと”を伝えてください、と井関さんに話しました。
おじいちゃん、行き先がまだモヤモヤなんです
お孫さんに伝わりました。
そしてこちらにも連絡がきて…
それから私が昔、真言宗の○○派で得度された方から教えて頂いた「あの世に向って歩くための方法」のお話をお伝えしました。
これはおばあちゃん、お孫さんと二人でおじいちゃんに言ってもらいたいので
あちらへ逝かなければならない理由もあるので。
くるくる、
ぐるぐる、
ぐ〜るぐる。
輪廻転生するけれど、
あの世へ持って行けるのは、
胸に収まる想いだけ。
今世の願望、諦めて
身があるうちの徳積みを
先祖、子孫に渡せれば
三途川も楽になる…