Rubber Soul

だんだん身についてきた田舎暮し。草津、小諸に出没する田舎のおばさんになりきってきた。

オオイさんの場合

2006-04-20 14:01:19 | にゃん
近所に住んでいたオオイさんは最近隣の市に引っ越した
わたしは全く面識がないんだけど、斉藤さんに聞いた話



オオイさんはずっとこの子(イチロー)と母ねこに餌をやっていた
イチローは足と肩に怪我をしていた
オオイさんは引っ越を機に保護する事を決心した

わたしはたった1回しか(この写真の時だから昨年12月)会っていないから詳しいことはわからないけど、ハナグロにも似ているからたぶんハナグロの系統だと思う
この子を捕獲器で保護したのは3月中旬だったかな
保護してからすぐ去勢手術をし、その後オオイさんは自宅にイチローを連れて行った
捕獲器では狭いので少し広めのケージに替えた
推定4歳のイチローの暴れようは凄まじい
今まで自由に外の生活をしていたのに狭いケージに閉じ込められ、ケージの中のペットシーツは尿糞が付いたまま引っ掻き回す
イチローも糞まみれになって泣き叫ぶ
オオイさんは、この地獄の様な有様にも目をつぶることなく、皮手袋をしてケージの中のシートを取替え、餌を与え、イチローに一日でも早く安心してもらおうと毎日奮闘していた
外で生きていくにはこのくらいの迫力がないと死んじゃうぜ!くらいにオオイさんは余裕を持ってイチローに接している

外ねこにとって何が幸せなのか人間は勝手に考えるしかない
暴れまくるということは一時的であって、自由と愛情を計りに掛けることなんてたぶんしないだろう
まずは腹を満たすことができれば安心するかもしれない
保護すれば食べ物はあるし、寒さ暑さ交通事故から必ず守ることができる
イチローにとってもオオイさんにとっても今はとっても大変な時かもしれないけど、今の大変な時を乗り越えればイチローの身体を抱くこともできるんではないかと、外野のわたしは簡単に考えている
オオイさんのエネルギーに拍手
イチローを早くに入れてあげたいね