七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき(後拾遺和歌集)
太田道灌の逸話、少女は山吹の花を添えて、道灌に蓑ひとつさえ貸せない貧しい悲しさを歌に託した
八重の山吹には実はならないらしい
家の白い一重の山吹が今年もたくさん咲いて
ぐんぐん背丈が大きくなった
花が終わるころからバチンバチンと切り落としてしまうのだが
いつのころ付いた実なんだろう
三つ四つつけた真っ黒い実があちこちに
花が終わると
この段階を経て緑色の実になるみたい
この実が落ちて木が増えるということでもないらしい
鳥が食べに来るわけでもないらしい
実になるには相当な養分が使われるのだろうに
あまりにもたくさん付くので余分に感じられる
実が無い方が「悲しい」というより喜ばしくさえ思える
バラが一気に賑やかに咲き始めた
ひそやかに一輪だけの山あやめ
太田道灌の逸話、少女は山吹の花を添えて、道灌に蓑ひとつさえ貸せない貧しい悲しさを歌に託した
八重の山吹には実はならないらしい
家の白い一重の山吹が今年もたくさん咲いて
ぐんぐん背丈が大きくなった
花が終わるころからバチンバチンと切り落としてしまうのだが
いつのころ付いた実なんだろう
三つ四つつけた真っ黒い実があちこちに
花が終わると
この段階を経て緑色の実になるみたい
この実が落ちて木が増えるということでもないらしい
鳥が食べに来るわけでもないらしい
実になるには相当な養分が使われるのだろうに
あまりにもたくさん付くので余分に感じられる
実が無い方が「悲しい」というより喜ばしくさえ思える
バラが一気に賑やかに咲き始めた
ひそやかに一輪だけの山あやめ