Rubber Soul

だんだん身についてきた田舎暮し。草津、小諸に出没する田舎のおばさんになりきってきた。

パラリンピックで思うこと

2021-09-02 22:20:39 | わたし
コロナ禍の最中で開催されているパラリンピックだが、障害を持つアスリート達に感動する。アスリート達にとっては開催されて良かったというところだと思う。
両足切断した人が走る、跳ぶなんて昔では考えられなかっただろう。義足、義手の技術の発達はものすごい。
残された能力を最高の状態で力を発揮している。
水泳を見ていていつも思うのは、
以前住んでいた狭山市でガイドヘルパーをしていた時のこと。
仲良しの視覚障がいの女性とよく歩いた。「泳ぎたい」と言う彼女と近くのプールに通った。実はわたくしも下手な平泳ぎしかできずに大人になっていた。この際だからクロールを覚えよう。上手に泳ぐ人を観察しながらまず自分で覚え、視覚障がいの彼女に手取り足取り見たままの泳ぎ方、呼吸の仕方を伝授する。家では洗面器に水を貯めて呼吸の練習をした。
何度も何度も通いつめて泳げる様になった時の喜びは言うまでもない。一番難しかったのは呼吸の為の顔を水から上げる動作。運動好きの彼女は難なくこなした。大変だったのはコース内を真っ直ぐに泳げないこと。しょっちゅうコースロープに手をぶつけていた。隣のコースで泳ぐ人の身体に手をぶつけることもたびたびあった。でもいつも周りで泳ぐ人達は優しく言葉を掛けてくれた。「頑張りますね」と。
もう狭山市を離れて12年になるけど、ここのマンションのプールでも昔の充実感がない。あの頃はふたり二人三脚で頑張っていたから楽しく充実していた。
点訳は人との関わりがあまりないが、人と関わって目標持って行動する楽しさは人生豊かにしてくれる。
With コロナの時代にもサポート必要な人と関われることは続けたい。