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商売繁盛祈願の京都土産はよこさんしょ

2014-01-17 | 小さな旅の思い出



1月も半分が過ぎようとしています。

お正月気分もすっかり抜けた頃かと思います。

今年は初詣にでかけられましたか?

うちはといえば、除夜の鐘をききながら夜道を歩いて

近所にある神社にお詣りに行きました。

数日後、恒例の京都の伏見稲荷大社へと出掛けました。

佳き年になるように、きっといいことがある年になるという想いで出かける人が多く集まる場所は

プラスの気も多く集まるということになり、信仰心がなくとも心身にいい影響があるのだとか。

伏見稲荷大社は、五穀豊穣、商売繁盛にご利益があると云われています。

              

眼光鋭い狛犬ならぬ狛狐が、参拝客を見下ろしています。

まるで、疾(やま)しい心を持ったものがいないか見張りをしているようです。

参道には、様々な縁起物が所狭しと並べられています。

托鉢姿のお坊様もいらっしゃいました。

お勤めご苦労さまでございます。



              

さて、京都のお土産と言えば何を思い浮かべますか?

八橋?五色豆?抹茶スイーツ?お漬物?

どれも好きなものではありますが

お詣り帰りに必ず寄るのがここ、「ちりめん山椒」のお店です。

透明のパックに詰めてくれるのですが、蓋の部分にまでびっしりと

こぼれてしまいそうなくらいに目の前で詰めてくれます。

このたっぷり感が、縁起のよさに繋がるようなきがして

このお店に立ち寄るのも楽しみのひとつになりました。

京都のお土産として有名なちりめん山椒ですが、実は歴史は浅く

まだ50年ほどしかたっていないのだそうです。

京都の花街の一つである上七軒の料理人であった晴間保雄氏が

ちりめんじゃこと実山椒を、炊き合わせたのが始まりと言われています。

晴間保雄氏は販売はせず、知り合いに贈る程度だったのですが

やがて味の良さが評判となり、各地で作られるようになり

晴間氏の家族も商売として始めるようになったのだとか。

我が家では、欠かすことのできない新年の味となりました。

何しろ、ちりめんじゃこも山椒も大嫌いなはずの夫も

「これは美味しい!」と毎朝食べているほどなのです。

昔から商売屋では、表に花梨(借りん)の木を植え

裏には樫(貸し)鬼門には南天(難を転ずる)

そして脇には山椒(よこさんしょ=よこしなさい)を植えたものだそうです。

まあ、横取りはいけませんが(笑)

今年もたくさん買ってきました。

皆様の一年も、佳き事がてんこ盛りになりますように♪




 Thank you♪