昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

いつもの秋は突然に

2014-10-01 | 四季折々のひとりごと
 

今日から10月

秋分 次候 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)

秋も深まり、虫たちもそろそろ冬籠りを始める季節ということらしい。

それにしても、日中はまだ暑い。

それでも、不思議なことに彼岸には彼岸花が咲き

追いかけるように、庭の金木犀は香り



ドウダンツツジも



ブルーベリーも赤く色づいてきました。



そしてまた、いつものように

秋になると必ず松の木の根元には

ムラサキナギナタタケが現れました。



奇妙な姿のこのキノコ

なんと食べられるのだそうです。

無味、無臭、癖のない味なのだとか。

先週末の土曜日、草取りをしていて見つけたこのキノコ

食べられると知っても、とても食べる気にはなれません。

そんな、いつもと変わらない秋の日

吃驚するメールが妹から届きました。

“御嶽山 噴火!!”   “大変なことになってる!!”

その日に限って朝からずっとテレビにもラジオにも触れていなくて

全く知らなかったのです。

慌てて家の前から御嶽山の方角を見ると

雲一つないと思っていた空の北東の端を黒い雲が覆っていました。

それからテレビのスイッチを入れたのでした。



昨年のちょうど今頃、母や叔母たちと美しい景色を楽しんだロープウェイも立ち入り禁止になり

ついこの間行った御嶽山を目の前に温泉を楽しめる「やまゆり荘」も一時閉鎖になっていました。
(現在・やまゆり荘は営業しています。)

御嶽方面に出掛ける時には御嶽山が見えるかどうかチェックしていたライブカメラの映像は

翌日の夕方になっても灰色の噴煙を吐き出していました。



開田高原木曽馬の里ライブカメラ

この辺りには噴煙の影響は全くないのですが

近くに流れる木曽川も火山灰の影響で白く濁ってきました。


我が家からは御嶽山の姿は見えませんが、噴煙なのか

立ち上る水蒸気なのか、山の端すれすれに見えています。

車で5分程走るといつもは神々しい姿を見せてくれているはずの御嶽も


2014.9.30撮影

西から東へと吹き上がる噴煙でよく見えなくなっていました。



あの土曜日もいいお天気で、山頂におられた方々は

さぞかし気持ちのいい時間をお過ごしだったはず。

それが一転あんな酷いことになってしまっただなんて・・・

さぞかし無念だったことと思います。

いつもの秋は突然に哀しみ色にかわってしまいました。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに

被害に遭われた方、ご家族の方々の心の平穏が一日も早く訪れますように。




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8 Comments

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Unknown (Neko★)
2014-10-01 13:24:03
ご冥福をお祈りいたします。

同じくニュースをみています。
心肺停止との表現に、なんともいえないものを感じつつ
はやくご家族の元にと、願うばかりです。

御嶽山・・・心配していました。
pinkyさんのところは大丈夫だったのですね。
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こんばんわ (おーちゃん)
2014-10-01 21:12:16
ご冥福をお祈りいたします
ニュースみてましたあ
楽しいはずが一瞬になんていっていいのか

燃えるような真っ赤な彼岸花にはげんきをいただいたような気がします


 
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こんばんは (小父さん)
2014-10-01 22:27:58
紅い彼岸花がまぶしく映ります。

蟄虫培戸とはまた風雅な言い回しですね。
誰が言い始めたんでしょう。
そのものを検索してみたらその四文字の説明はぱっとは出てきませんでした。
漢文なんですかね?

金木犀も葉に光を浴びて素敵です。

ドウダンツツジにブルーベリーも艶やかです。

>奇妙な姿のこのキノコ・・・食べる気にはなれません

なんだか分かる気がします。



>昨年のちょうど今頃、母や叔母たちと美しい景色を楽しんだロープウェイも立ち入り禁止になり・・・

私も去夏、力いっぱい楽しんだ山が一瞬で地獄と化して、
次々に映し出されるテレビにショックを受けています。

剣ヶ峰(御嶽山々頂)、お鉢巡りのコース、二の池どれもこれもが火山灰に埋もれて
まだこの灰の中に遭難されている人いるのかと思うと人間の無力さを感じます。

誰が紅葉の御嶽山がたちまちこのようなことになろうと想像できたでしょう。

同じ山を愛する者として、突然の噴火の犠牲になられた方々のご冥福をお祈り致します。

ご家族の方の無念は計り知れません。
自然は残酷なものです。
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祈り (Neko★さんへ・・・pinky)
2014-10-01 23:18:37
こんばんは。

本当にやるせない思いでいっぱいです。

どうしてこんなことが起こってしまったのでしょう。

今日、ようやくすべての方が山を降りることができたそうですね。
山に向かって祈ることしかできませんでした。

今後も注意が必要なのは半径4km以内だとか
我が家は90km近く離れているので被害は全くありませんでした。
ご心配ありがとうございます。
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彼岸花 (おーちゃんさんへ・・・pinky)
2014-10-01 23:58:34
こんばんは。

本当に、大変な事が起きてしまいました。

一年のうちに何度も美しい姿の御嶽山を眺めに行っているだけに
虚しい思いです。

何もなかったかのように咲く真っ赤な彼岸花は
来年も変わらず咲いて心を癒してくれることと思います。
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大いなる自然とその驚異 (小父さんへ・・・pinky)
2014-10-02 22:37:53
こんばんは!

二十四節季七十二候は中国から渡ってきたものを
日本の気候風土に変化させたものらしいです。

蟄虫坏戸の意味はこちらです。http://www.weblio.jp/content/%E8%9F%84%E8%99%AB%E5%9D%8F%E6%88%B8
七十二候は風情のある言葉ばかりですよね。

見慣れた風景の変わりよう、そしてこんなに美しい景色の中でこんな参事が起こるなんて
信じられない気持ちで一杯です。
小父さんは実際に山頂にも立たれているので複雑な思いでいらっしゃることともいます。

知り合いの方の中にも、この日御嶽に登ろうかと思っていた方も少なくないのです。
その日たまたま仕事で山小屋のボランティアに行っていなかったという方もあります。
この明暗を分けたのはなんだったのでしょう。
大いなる自然は大きな脅威と共にあるのだと
感じずにはいられません。

本当に残されたご家族のお気持ちを思うと胸が苦しくなります。

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Unknown (タワラジェンヌ)
2014-10-05 10:25:06
こんにちは!
秋深まり、紅葉を見ながら登っていただろう
御嶽山での噴火、この1週間ニュースを見るたびに胸が痛む思いです。
戦後最大の犠牲者数になってしまいましたね。
大半の方が、噴石による損傷死だったとか、痛ましいことです。
助かった方も、自分だけがと責めていらっさhるとか・・・・
まだ行方の分からない方が1日も早く見つかることを心より祈ることしか出来ません。

素晴らしい自然もこんな風に突然牙をむくことがあるんだということを心しなければいけませんね。
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突然に・・・ (タワラジェンヌさんへ・・・pinky)
2014-10-05 21:26:37
こんばんは!

本当にいいお天気だったこの日、まさかこんなことが起こるなんて
誰が予想したでしょう。
頂上には登ったことが無いのですが、間近に御嶽を眺められる場所もそれは素敵な所です。

数十キロ離れて住んでいるとはいえ、水蒸気が上がっているのを見たことも
硫黄の臭いがしてきたこともあったのにここが火山だということを
忘れてしまっていました。

自然の営みの中の一つだとはいえ、誰にこの怒りを悲しいをぶつけたらいいのか
分からなくて、辛い思いをされている方が大勢いらっしゃることでしょう。
せめて、すべての方がご家族のもとに帰られますよう。
そして、懸命に捜索をしてくださっている方々の安全を祈りたいと思います。



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