昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

年に一度の やすらぎの時間・・・

2010-05-22 | 小さな旅の思い出
【2階の飾り窓からの眺め】

先日ご紹介した温泉・料理旅館に、お友達と行ってきました。

   前回の記事はこちら

彼是・・・二十年をゆうに越えるお付き合いの人たちとの会です。

年に何度か集まって、お茶を飲んだりしています。
そして、年に一度は「研修旅行」と称して一泊旅行に行こうと決めているのですが
このところ、親や仕事の都合でみな揃って泊り掛けという訳にも
行かなくなってきました。

そこで、今流行りのゼロ泊夕食付きの旅館滞在です。



【地元産のヒノキがふんだんに使われている建物】

車で30分もかからない場所にある、ちょっと隠れ家的な雰囲気を持つこの旅館は
まるで、お金持ちのお友達の別荘にでも来たような
アットホームな雰囲気を持っています。

仰々しいフロントもなく、玄関を入るとすぐに大きなリビングがあるかのようです。

  


【2階からの眺め】

このCDの05と06の間のような川のせせらぎが、ずっと聞こえます。CD試聴はこちら 「川のせせらぎ」

案内された客室は、2階にある特別室。

眺めも最高で、今回は利用しませんでしたが
その眺めを見ながら入れる岩風呂も付いています。

到着してすぐに、お風呂へGO~!
平日のまだ明るい時間なので、貸切状態でした。



【露天風呂」

この温泉は、天文年間(1532~1555)といわれ武田信玄に追われた落武者が
傷を癒したのが始まりとされています。

江戸時代中期には、東濃苗木藩・遠山豊前守が健康回復、病気療養に
よく利用したと、「湯治効能」の文書とともに現在に伝えられています。

 

【お風呂へと続く通路からの眺め】        【源泉掛け流しの岩風呂】     
江戸中期(享保年間)には、東濃藩主・遠山豊前守が健康回復・病治療によく利用したと「湯治効能」の文書と共に現在に伝えられています。効能は主
に、リウマチ・神経痛・通風・動脈硬化症・胃腸病・慢性皮膚炎等などです。

なんだか違和感のあった肩が、とても楽になったような気が・・・(笑)




【冷たく冷やした温泉水を飲めるコーナー】    【階段の踊り場には地元出身の熊谷守一の作品が…】

そして、お待ちかねの夕食タイム~♪

  

マンゴー・クリームチーズ・サーモン・キュウリの巻物(まるで一口サラダです!)から始まり
蛍烏賊(ホタルイカ)に白芋茎とカラスミ。
グリーンアスパラとホワイトアスパラのムースキャビア添え、かにの酢の物。

  

霜降り牛の石版焼き(豆板醤入りの特製たれが絶品!わさび塩でも!)

 

筍のすり身の柔らかいお団子のようなものの中にはフカヒレが!
お刺身は、山掛けのお刺身と、あおりイカとなんとアマゴでした。

  

紫芋と信者がとトマトのあんかけ。
この旅館にある工房の先生が作られた、織部の重箱の中には
ホタテの貝柱、筍、しょうが、鴨肉が冷めないように五色石とともに蒸し焼きに・・・
そして、茄子とうなぎと茗荷の天麩羅を味噌たれで頂きました。

 

最後は、香の物とご飯とお味噌汁、そしてデザート~♪

家ではなかなか作れない、真似の出来ないお料理に
もうおなか一杯!!大満足のお味でした。

お料理の下には、書家、香竹さんの書かれた古今和歌集が…

「わがやどの 池の藤波 さきにけり
   やまほととぎす いつかきなかん」

そして、床の間にも同じ歌の書かれた掛け軸が掛けられておりました。




名残惜しく表に出ると、もう真っ暗闇!

数えてみればなんと6時間以上喋り通しでした。


川霧を含んだ空気に、皆深呼吸をし
「空気に味があるよね~」などと口々に
この宿を後にしたのでした。

この宿についての詳細はこちら 


最後までお付き合い、ありがとうございました!

 






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18 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Neko★)
2010-05-22 13:10:56
絵画のような景色に、なんとも豪華なお食事
お部屋も、わ~お特別室?
贅沢なひととき~積み立ては月いくらですかぁ?(笑)

仲のいいお友達と、素敵な時間をお過ごしのようですね~~
いいなあ♪いいなあ~~♪
ご一緒した気分で~す
ありがとうございました
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こんばんわ (小父さん)
2010-05-22 19:38:57
 渓谷のせせらぎを聞きながら、満天の星を仰ぎらがら、最高の露天風呂でした

 なんだか隣の女湯が姦しくってのぞかれているような気がしてならなかったですので冷水を引っ掛けてやろうかと用意していたのですが、そういう機会には恵まれませんでした、ってどこかでそんな記事を読んだ気がします

 木々の緑っていいですねー。
新緑の黄緑と深緑の濃淡が、重なった光景って最近とても好きになりました。

 こんなとこだと、マフラーを外したオートバイの音や電車の金属音や飛行機の飛んでる音もしないでしょう。

 「和敬静寂」なんて言葉でも思い浮かべそうです。
が、ディベートか応援合戦みたいに言葉が空を舞っていたんですね。

 いやー、楽しそうです。夕食タイムコースは皆さん覚えていらっしゃるのでしょうか。味わう暇があったのかなって心配しております(笑)

 効果音も素敵でしたよ。次の温泉行きもご一緒させて下さい
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Unknown (茉莉)
2010-05-22 23:13:03
すばらしいお宿ですね。
ヒノキの香りで癒されそうです。
お料理もどれもおいしそうです。
器は美濃焼でしょうか?
とても趣味がよくてお料理を
きわだたせていますね。
岐阜は実はまだ行ったことがないので
ぜひたずねてみたくなりました。
お宿はここにしたいです。
ステキな情報ありがとうございます!
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Unknown (bachama)
2010-05-23 03:38:01
ため息が出そうなほど 素敵なところですね

子どもが離れた私たちの年代も

親御さんの事や仕事などで なかなか

うまく時間がとれないんですね

0泊でもこうして 皆さんで集まられ

きっと いいストレス解消にもなったことでしょうね


写真だけでも癒されるかんじです

最初の写真 かっこいい
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Unknown (菊ゴボウ)
2010-05-23 12:36:08
知識不足です
まだまだ 隠れ家・宿 あるんですね。

美濃焼に包まれた 美味しそうで上品な料理
 器に勝ってます。 品数も沢山に・・・

 一つ前のブログ サイケな虫・無視
私のきゅうりの苗にも 2匹おりました??
お名前 不明です。 周りの菜園家も?
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うわ~素敵 (ma-na)
2010-05-23 20:01:35
一枚目の写真に釘付けになり
二階の飾り窓からの景色!!!
うわ~pinkyさんち旅館みたい。と思いました。
本物の旅館だ。
あの「青春」の宿なんですね。
新緑の季節は格別。お料理も素敵~。いい宿ですね。
気の置けない友達との時間っていいですね。
こんな場所で過ごせたら
なおさらです。
返信する
忘れてました! (ハイジ)
2010-05-23 20:42:31
前回の記事を見て、あの大事な「青春」の言葉を思い出しました。
いけませんね~。最近は、すぐに頭から抜けてしまいます。
思い出させていただき、感謝です♪

それにしても、ステキな旅館ですね。
たった8室しかないとは!
きっと、サービスがよく行き届いた旅館なんでしょうね。
仰々しくないフロント!ほんとに、小ぢんまりとしてて
それが逆に落ち着くのでしょう。
お料理が、またすごい!!!
器の中に、料理が冷めないように五色石を入れてあるという
細やかな気配りにも感心しました。

ナント名古屋から無料送迎バスがあるんですね!
1時間半と書いてありましたが、ちょっとしたバス旅行気分が味わえそう♪
素晴らしい旅館の一日!私も一緒に行った気分になりました。
pinkyさん、お肌つやつやになったのでは?
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☆コメントをありがとうございました。 (pinky)
2010-05-23 21:36:07
Neko★さんへ

前回行ったときには、まだ早春で満開の梅の花が迎えてくれたのですが
今回は新緑の緑!
爽やかな時間を過ごせました。

今回は泊りではなかったので、食事代のみでしたよ。
温泉も特別室の使用料も一切無しです(笑)

こういう時間って、必要ですよね。
また頑張ろうって・ね・・・!
返信する
☆コメントをありがとうございました。 (pinky)
2010-05-23 22:03:22
小父さんへ

お忍びで温泉~なんていうときにはぴったりの旅館かもしれませんよ。(笑)

あらら、冷水ですか?
私の場合は、熱湯でしたけど…

自然の山を借景にした素敵な風景を眺めらル旅館です。

国道からほんの少し入っただけですが、地形のせいか
本当に静かなところです。

「和敬静寂」茶道の心なんですね。
静かな場所ではありましたが、ひとつお料理が出てくるたびに
素材は何か、どうやって作ってあるのか
と料理番組さながらの様相で賑やかでしたよ。
もちろん、一品一品悉皆rと味わってまいりました。

次回も?どうぞどうぞご遠慮なく~!
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☆コメントをありがとうございました。 (pinky)
2010-05-23 22:16:10
茉莉さんへ

すぐ近くにある、日常を忘れさせてくれるスポットです。
このあたりは、窯元も多く色々な種類のものがありますが、一番目を引いたのは
やはり、この美濃焼き「織部」の重箱でした。

是非一度、いらしてくださいね~♪
近くには妻籠馬籠もあり、古の街道の旅を楽しむことが出来ると思います。
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