
ゴールデンウィークの目標は、「坂の上の雲」を読み終えること。
なんとか目標は実現できました。
それにしても、読み始めて半年。長かった。
坂の上の雲を読んでいると人に言うと、
「寝る時間を惜しんで読んだよ」とか
「ワクワクして読みはまった」という返答が帰ってくる。
特に、203高地あたりでのめり込み具合はピークに達するようだが、
僕はなかなか入り込めず・・・
このまま読み終わるのかなと思っていたら、
はまりました。
奉天での戦いを状態でギリギリの勝利し、やっとルーズヴェルトによって講話されると思ったのに、メディア報道と失言によって見送られたシーンに。
「何でー」という思いに駆られた。
そこから、バルチック艦隊との海上戦に突入していった。
経営者の多くが「坂の上の雲」を勧めるわけが分ったような気がする。
日本人として、リーダーとしての哲学、美学が凝縮されているからだろう。
それにしても司馬遼太郎さんという人は、この1作品を仕上げるのにどれほどの年月を費やしたのかを推察するだけで、敬服します。
次は、「世に棲む日日」を読もうと思う。