
お世話になっているテーラー南部洋品店さんにお邪魔しました。
何気なくいつも通り社長とお話していると 「SINCE1912」 の文字が。
ん?
今、2012年よね。。。
ということは、創業100周年ってこと!?
そこから話はさらに盛り上がりました。
この社長の商売の原点は、飛び込みだそうです。
テーラーの飛び込みって想像できますか?
若いころは、一軒一軒、洋服は要りませんかと営業して回ったそうです。
それで売ろうと思っていたのではなく、心を鍛えることが目的だったそうです。
現在の社長は、3代目。すでにこの道50年の職人。
ちょうど宮大工のTVが放映されていて、ご自身との姿を重ね合わせていらっしゃいました。
50年の間、いろいろなことがあったはずですが、現在まで続いている理由は、何ですかとお尋ねしたところ、
華美にせず、家族が食べていけるだけあればいいというスタンスで商売を続けてこられたからだそうです。
そして、驚きは50歳代の3年間自らを逆境に追い込むため、あることにチャレンジされたそうです。
そのお話がまた壮絶です。
そんな社長が一番大切にされていることは、ルーツです。
自分自身の祖先がどこから来たか?それを約20年前探し求められたそうです。
自分の両親、先祖、妻の両親、先祖を大切にするように言われました。
繁栄、永続は何か特別なテクニックがあるのではなく、家族を大切に、先祖を敬うという心にあるようです。
当たり前のことを、当たり前にする。そのことの大切さを教えていただきました。
墓参りします。