分かっているようで一番分かっていないことは、
人は死ぬということかもしれない。
絶対起こることだと知っているのに、自分だけはそれは起こらないと思っていることは、
死ぬということかもしれない。
身内の死、お世話になった方の死、お仕事で関係のある方の死、
いろんな方の葬儀に参列することは多い。
にもかかわらず、
自分の番が回ってくるという認識は低い。
私は保険代理店という仕事をしていて、
人の死に向き合う生命保険を販売している。
にも関わらず、
人は必ず死ぬ、
明日死ぬかもしれないということを忘れてしまうことがある。
生命保険の話をする時、
死の話をするより、
死なない話、死なないことを前提とした話の方が、
理解してもらいやすい、
そして、ウケがいい。
なので、生命の話をしているにもかかわらず、
目の前の人に「死」はやって来ないという思い込みが働いてしまいます。
そうは言っても、
この仕事をしていると
お客さまの死に立ち会うことがあります。
ご遺族とお話をさせていただくことがあります。
そこに小さなお子さんがいらしたら、
ご加入の保険で、この子たちは大学まで行くことができるのだろうかと不安になる。
会社の借金の存在を初めて知る社長の奥様の場合、
ご主人さまの死と共に、突然何千万円もの借入金を背負うことになることもある。
どうなるんだろう。。。
お金では補えないものがある。
しかし、
お金でしか補えないものがある。
生命保険には人を救う力がある。
生命保険の力と、人は死ぬということを忘れてはいけない。
日常生活で、
蛇口をひねれば水が出ることに感謝することは難しい。
しかし、
災害が起こると、
水道から飲める水がでることに感謝する。
それと同じだと思う。
忘れては思い出し、
忘れては思い出し、
その間隔を短くすることが大切。
これが保険屋の使命。