放送大学で、学んでいます

大学を出ているので、編入で全科生になりました。心理学を中心に学びまして、今は、再入学により、再び学びを始めました。

#夢判断 されど、フロイト「夢判断」

2019年11月03日 | Weblog
夢判断は、ドイツ語のtraum deutung の訳語である。高橋義孝訳のは、新潮文庫に入っているが、元は、人文書院のフロイト全集にあったと記憶している。ただ、1970年後半には、河合隼雄先生による「ユング心理学」が広まったので、「夢分析」についてのわかりやすい説明としては、「ユング心理学入門」が良かった。また、夢分析に関する書物は、当時から、いろいろ出ていたので、例えば、たたらみきはちろう先生のものなどを先に読んだりすることもあるだろう。
フロイト派は、臨床場面に置いて、夢よりも、自由連想を取り上げたので、夢と言うと、ユングと思われているが、#大平健新訳版 大平健「夢判断」新潮社(2019)は、重要性の低いものは取り除き、わかりやすい文体で訳されている。訳語は、ポンタリス(精神分析事典)のもので統一されていると記載されている。
フロイト「夢判断」は、それを読んで行くと、フロイト心理学の骨格を順番に解説しているのに気づくように、基本書の一つである。
#大平健新訳版 #夢判断 は、分かりにくい箇所には、解説を挟み、読者の理解を高める工夫がなされている。
私は、消費税増税を前にして駆け込み購入したが、十分な価値があった。高橋版「夢判断」を読んでいる人も、#大平健新訳版 は、読み落としたところを初めて知ることになるかもしれない。
2019年も、あと少し。
来年にまで、読了にはかかるだろう。



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