南斗屋のブログ

基本、月曜と木曜に更新します

弁護士の交通事故事件勉強法 4

2006年07月16日 | 未分類
司法修習生というのは、裁判官になるか、検察官になるか、弁護士になるかという就職に一番関心があります。
弁護士になると決めている人は、どんな事務所に就職するかというのが最大の関心事です。

現在の一番人気は企業法務を取り扱う事務所です。
次に人気なのが「一般民事」を取り扱う事務所で、交通事故事件は、修習生の頭の中では、この「一般民事」というくくりの中にいれられます。

「一般民事」といったときに、どんな事件がこの中に入ってくるかと言いますと、交通事故事件のほかに、不動産の事件、金銭の貸借にからむ事件等があります。
刑事事件や家事事件(離婚や子の親権に関する事件)は、修習生には不人気です。
私が所属していた事務所では、一時刑事事件を取り扱える事務所を目指しますとして求人をしていたところ、「刑事事件でもうかるのですか」という遠慮のない質問を修習生から受けたことが、数知れずあります。

誰でも皆、格好良い仕事、沢山稼げる仕事、楽な仕事をしたいと思うものですが、司法修習生とて例外ではなく、そのようにみえる仕事に惹かれるわけです。
もっとも、企業法務を扱う事務所が、一般民事や刑事や家事を扱う事務所と比べて、沢山稼げるのかというと、TOPの方の弁護士は別として、1~3年目程度で拘束時間の割合にしてみれば、決して企業法務を扱う事務所の時給が高いかというと、そうではないようです。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする