アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

クインシー・ジョーンズ(This is how I feel about Jazz)

2015年03月06日 23時47分02秒 | ジャズ






今宵の一枚はQuincy Jonesの「This is how I feel Jazz」、1956年の制作。レーベルはMCA。久々に興奮した。このLPを聴くのも15年ぶりぐらいだが、こんなに素晴らしいとは思ってもいなかった。ALTEC Magicか。ビックバンドは=ギルエバンズとばかり考えていて、そういえばクンシーも居たなぁ、程度の認識だが大いに改めないといけない。彼に失礼だった。このアルバム、なんと23歳の時に作られているのだ。!!

天才、といっても過言ではない。まさにI feel about Jazz.いやはや、恐れ入りました。

演奏も物凄い。モノーラルながら、鮮度抜群。ステレオである必要を感じない。綺羅星のごとくスターが並んでいる。A面2曲目のミンガスのbassが圧巻。アートファーマのtp、フィル・ウッズのas、ハンク・ジョーンズのpiano、ズート・シムズのts、ハービー・マンのflなどなどいずれも劣らず至極のサウンドである。

クンシーといえば我々の世代では「愛のコリーダ」のアレンジャ一として有名である。どちらかというフュージョンやディスコ系の人というイメージだが、出自はJazzを改めて認識されてくれる。発売時ダウンビート誌で最高点の★5つを獲得したのも大いにうなずける。

傑作である。ぜひ、聴いて欲しい。



sideA

1.Walkin'

2.A sleepin' bee

3.Sermonette


sideB

1.Stockholm sweetnin'

2.Evening in Paris

3.Boo's bloos

(personnel)

Cuincy Jones(arr)

Herbie Mann(fl,ts)

Art Farmer(tp)

Lucky Thompson(ts)

Charles Mingus(bass)

Phil Woods(as)

Hank Jones(piano)

Zoot Simes(ts)

他多数



マイルス・デイビス(Miles in TOKYO)

2015年03月06日 00時33分21秒 | ジャズ






今宵の一枚はMilesのLive in TOKYOである。レーベルはもちろんCBS、1964年の制作でライブ盤である。マイルスは世界中どこでもファンが多いがとりわけ日本は別格。拍手の凄さから熱狂ぶりがうかがわれる。1988年HongKongヘマイルスのライブツアーへ出かけたが、知り合った人がマイルスを神とも崇める人で、大いに驚かされた。

このアルバムの特徴はtsがサム・リバースであること。マルスクインテットでは唯一このアルバムだけ録音を残している。まるでasのような音色でかつアバンギャルドな演奏、これはこれで魅力的なれど違和感が否めない。やはりマイルスの五重奏楽団のtsはウェイン・ショーターである。聴きどころはMy funny valentineのマイルスのソロ。鋭く切り込む響き渡り、音が飛んでくる。思わず耳を傾けてしまう。旧い録音でライブという悪条件に関わらず録音は優秀である。会場は新宿厚生年金会館。


司会のいソノてルヲの声が若くてビックリ。

sideA

1.If I ware BELL

2.My faunny Valentine

sideB

1.So what

2.Walkin'

3.All of you


(personnel)

Miles Davis(tp)

Sam Rivers(ts)

Herbie Hancock(piano)

Ron Carter(bass)

Tony Williamus(drums)

MC:いソノてルヲ