今宵の一枚は中本マリの「lady in Love」、録音は1981年レーベルは言わずと知れたJVC。大好きな中本マリ、まさに全盛時代で声に張りがあり素晴らしいボーカルを聴かせてくれる。1980年代初頭は海外録音のブームでミュージシャンは挙って海を渡った。海外といっても事実上N.YかL.Aである。
腕利きのスタジオミュージシャンを従え堂々と歌う中本マリ、「アフロディーテの祈り」とともに彼女の海外録音では1,2を争う出来ではないか。A面の頭、Sing our song togetherどこかで聴いたことがあるような気がしたが、マツダのコスモ(わかるかなぁ。)のCMソングだそうな。いやはや当時はまったく気が付かなかった。オリジナルの楽曲が提供されているが、曲そのものの出来、そしてアレンジは「アフロディーテの祈り」のほうが数段上である。とりわけアレンジは三木敏悟の才能を改めて思い知らされた。もっともこのアルバム、アレンジにドングルージンが名を連ねているのだが。ギターにリー・リトナーが参加している。
sideA
1.Sing our song together
2.The lady's in love
3.you gave to me
4.Loved you so long
5.Benjamin
sideB
1.OOPS!
2.We're gonna make love together
3.Don't be afraid of love
4.Is this the end?